概要

実施施設名横浜市立さつきが丘小学校
実施日時令和4年7月19日 13:40~15:10
対象者4年生 学年全体3クラス 84名

内容

 (1) 3つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む
 (2) 講師の自己紹介と体験談
 (3) 日常生活の紹介
   ① 五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
    人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験
    ・聞いてわかる  ・触ってわかるなど (音当てクイズ含む)
   ② 画像を出しての、自分自身の工夫
   ③ 画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
   ④ 画像を映し出しての、バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
   ⑤ 人的サポートの重要さの説明
    ・ちょっとした配慮、声掛けの体験
 (4) ジャンケンを通した、障害をなくす・配慮の体験
 (5) 児童自身が受けている、または受けてきた「配慮」を具体的事例を挙げて説明
 (6) 机と椅子を使った、「障害」「配慮」の体験
 (7) 簡単な社会モデルで捉えた障壁の考え方を説明。
 (8) まとめメッセージ
  ◯障害は作り出すこともなくすことも、みんなの気持ち次第でできること。
  ◯お互いに配慮や共生の気持ちに溢れた社会ができることが、みんなが快適に暮らせる社会の実現に繋がること。


 

学校からの感想

〈児童から〉

○私は共生の「ともに生きる」という意味がわかって、「なるほど」と思って納得しました。そして、障害は自分で作ったり無くすことができるとわかり私は無くす方になりたいと思いました。
○僕は話を聞いて「障害は目が見えないなどだけではない」とわかりました。もしかして「僕は障害を作ってしまっていたかも」と考えると、とても気をつけたいと思いました。 そして共生すれば、みんながいい気持ちで暮らせると思い、いいと思いました。
○「配慮・共生・みんな違ってみんないい」の3つの事を教えて頂いてありがとうございました。信号が青の時などに「青だよ」と声かけをしようと思いました。障害を作る側ではなく、無くす側でいたいと思います。
○僕は話を聞いて、配慮というものはとても大切だということを知りました。障害があることで、人の邪魔になったり嬉しくないと思うことがあるからです。今後、友だちや他の人への配慮を、しっかりしたいです。
○私は「みんな違ってみんないい」ということを初めて知りました。目が見えなくても「みんないろいろな個性なんだな」と、わかりました。「みんなの個性を大切にしていきたいな」と、思いました。
○僕は自分で障害を作ったり無くすことができることを初めて知りました。自分から障害を作らないように心がけたいと思いました。障害があったら無くそうと思いました。

〈先生から〉

○児童は興味をもって聞いていました。声を出して反応をすることもでき、分かりやすかったと思います。 思いやりの気持ちをもって行動すること、障害は自分たちの働きで取り除くことができることが心に残ったようです。
○目の見えない状態の体験(アイマスクや白杖)ではなく、社会的な障害についてのお話ということで、とても身近な内容でした。
○自分たちが配慮をすることで、みんなが暮らしやすくなるということに気がついていました。 一人ひとりが思いやりをもって行動することを今後も伝えていきたいと思います。