概要
実施施設名 | 横浜市立戸塚中学校 |
実施日時 | 令和4年11月11日 13:40~14:40 |
対象者 | 2年生学年全体7クラス300名 |
内容
(1)3つのキーワードを画像に映し出して、全員で声を出して読む
(2)講師の自己紹介
(3)白杖歩行とは
(4)画像を出して、代表の生徒さんに、「配慮」と「障害」の関係を問いかける
(5)日常生活の紹介
①五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験
聞いてわかる 触ってわかる など (音当て体験含む)
②画像を出しての、自分自身の工夫
③画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
④画像を映し出しての、バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
⑤人的サポートの重要さを説明
(6)児童自身が受けている、受けて来た「配慮」を具体的な事例を挙げて説明
(7)机と椅子を使った、障害、配慮の体験
(8)簡単な社会モデルで捉えた障壁の考え方を説明
(9)まとめ、
◯社会にある障害は作り出すこともなくすこともみんなの気持次第で出来ること
◯お互いに配慮や共生の気持に溢れた社会が出来ることが、みんなが快適に
暮らせる社会の実現に繋がること
学校からの感想
〈生徒から〉
○本当の障害は 障害者の方ではなくて 誰もが住みやすい町づくりにしていない社会が 元々の障害なんだと気づかされました。障害者は可哀想という偏見を捨てて 障害ではなく 個性なんだと言う気持ちを持ちたい 困っている人がどんな人でも 助けられるような私になりたいです
○今まであんまり意識していなかった 配慮 思いやりは 自分たちもしていたりされているんだなと思いました。 目が見えないや耳が聞こえないなどの障害は 何も恥ずかしいことではなく 自分一人一人それぞれの個性として 自分にも個性があるのか考えてみようと思いました。相手が困っていることがあったら 声をかけたり手助けできる存在になれるようにしようと思いました。世の中には様々な障害が溢れている事を再確認させられました。これからは それらを意識して生活しようと思います。
○目が見えないということは正直に言って絶望だと思っていました。しかし 講師の方を見て、そうではないことがわかりました。社会の支えがあれば普通の生活ができることがわかりました。自分も思いやりをもって 誰もが過ごしやすい社会にしたいと思います。「自分さえよければ良い」という心を捨て、後の人のことを考えて行動します。
○「障害があるなら障害を無くせばいい」というそんな当たり前の考えは話を聞くまでは持っていませんでした。私は障害があるなら「周囲の人が手助けすればいい」と思っていました。しかし 私達全員が障害を無くすために、思いやりを持つことで 全ての人が 楽しく同じように過ごせることが今日の話を聞いてわかりました。
○目が見えないこと 耳が聞こえないこと 全て個性として受け止めることで 色々なことが変化しました。前に 目が見えない人を案内した時に してあげた という考え方をしてしまいました あげたと言ってしまうと 自分が優位に立っているということに 今日気がつきました。今後は自分のできないこと 苦手なことと 障害は同じようなことであり 個性であると考えて色々な困っている人を助けられたらいいなと思います。自分の得意なことが 誰かの助けになりますように。
〈先生から〉
○生徒自身、とても熱心に聞いていた。
○体験に一番興味を持っていた。