概要
実施施設名 | 横浜市立峯小学校 |
実施日時 | 令和4年12月1日9:40~10:25 低学年 10:55~12:20中高学年 |
対象者 | 全校538名 |
内容
1.導入
(1)簡単な講師の自己紹介
(2)講座の参加の仕方について
(3)講座の「めあて
(4)キーワード
2.見ること以外でわかること
(1)画像を見ながら視覚以外で使っている感覚を知る
(2)音源を聞いて使っている感覚の確認をする
3.わたしの生活 家の外
(1)白杖歩行
(2)手引き歩行
(3)盲導犬歩行
(4)寸劇を使って 障害を作る人・無くす人の確認
(5)誘導等の体験
4.わたしの生活 家の中
(1) 困ることと その解決法
5.社会の障害を見つけて解決する演習
(1) イラストを見ての演習
(2) 実物を見ての演習
(3) 障害は個人の体でなく社会にあることの確認
6.配慮の実践 じゃんけん大会
7.まとめメッセージ
(1) 多様性の尊重
(2) みんなが楽しく暮らせるには
8.質問タイム
学校からの感想
〈児童から〉
<低学年>
○今までは声かけの仕方がわからなかったけど 実際に体験して細かいことがよくわかりました。 そして思いやりは大切だなと思いました。
○困っている人に声をかけられたら無視をせずに話を聞いて、そうしたら手伝うことができると思いました。 自分だけ楽しむのではなく相手のことを考えて行動したいと思いました。
○私はこれから困っている人がいたら 声をかけて仲間外れをなくそうと思いました。
○きょうの話を聞いて、これから自分にできることを考えて行動したいです。
○これから私にできることは困ることを作らないことと声をかけることだと思いました。 なぜなら困ることを作らなければ、見えない人でも外も安心して歩けるし、声をかければ信号も安心して渡れるからです。
<中高学年>
○きょうのキーワードを意識しながら楽しく生活していきたいです。 盲導犬やバリアフリーにも興味を持ったので、調べてみたいです。
○障害者に限らず困っている人がいたら助けようと思いました。 僕は障害者は自分の体の障害で困るのではなくて、社会も悪いということがわかりました。 そもそもの社会を変えていく必要があると感じました。 これからは他人事じゃなく「何かお手伝いできることはありますか」と優しく声をかけてみます。
○私がお話を聞いて思ったことは、障害が無い私たちでも障害がある人と同じようなことがあるということがわかりました。 これからは困っている人を助けたり、自分が原因になることをしないように意識していきたいです。
○きょうの話を聞いて、自分が少しでも他の人のことを考えることで、困る人を減らせるのだということを学びました。
○私は「共生」つまり共に生きることを大切にしようと思いました。 障害者も私たちも性格や個性は違うけれど、みんな違ってみんないいように、相手のことを思って生活していきたいと思います。
○私たちにもできる親切がバリアフリーに繋がることが分かりました。 その人に合った対応がされていないことでバリアができる。 つまりはその人に合ったものが出来れば変わっていくということもわかりました。 私はこれからも「みんな違うこと」を意識して手伝い、そして一人一人に合うものを考えたいです。
〈先生から〉
(低学年)
○簡単な声掛けでも人助けになると理解し、これからの行動を意識できそうだった。
(中高学年)
○UDについて総合的な学習の時間に学習していたため、自分たちが学習してきたことと、お話を関連付けながら関心をもって参加していた。
○障害をなくすための具体的な社会の仕組みや配慮についてわかりやすく話していただいたことにより、子どもたちに障害を個性として受け止める素地ができたと思う。
○優しい語り口調と分かりやすいパワーポイント資料で子どもたちも安心して学習に参加していた。体の障害に目を向けるのではなく、取り除くことのできる社会の障害に目を向ける大切さを感じた。