概要
実施施設名 | 横浜市立野庭すずかけ小学校 |
実施日時 | 令和4年12月8日 9:35~10:20 |
対象者 | 4年生 学年全体39名 |
内容
1.導入
(1)簡単な講師の自己紹介
(2)講座への参加の仕方について
(3)講座の「めあて」
(4)講座の「キーワード」
2.目以外から伝わる感覚
(1)聞いてわかる体験
(2)だれもが視覚以外の四感を使って生活をしていることの確認と記憶と経験の重要性の確認
3.日常生活
(1)屋内編
① 困らない(障害がない)事例
○既存の聴覚情報・触覚情報の活用
○ユニバーサルデザイン
→製品の作り手の配慮→目の見えない人も共に生きる仲間になっている
② 困る(障害がある)事例
見えるのがあたりまえとして作られている製品は困る(障害がある)
→目の見えない人には「情報が伝わらない」仲間外れ
→製品の作り手はどんな心? 目の見えない人は共に生きる仲間じゃないの?
◯自分なりの工夫で障害をなくせることの紹介
(2)外出編
① 困らない(障害がない)こと
○白杖の役割の説明
○周囲の音や点字ブロックなどの足裏からの感覚
○周囲の人の声かけ・情報提供が障害を激減させる
② 寸劇 障害を作り出す人・無くす人
4.児童の日常への応用
児童自身が受けている配慮 学校の設備などを事例に
5.障害を見抜く視点の獲得と解決法を創造する演習
(1)イラストを使っての障害発見演習
(2)実物を使っての障害発見演習
(3)障害がどこにあるのかの振り返り
6.まとめ…どうしたら障害を作り出さない配慮ができる人になれるのかな
(1)多様性の尊重
(2)からだにある障害 と 社会にある障害
(3)キーワードのリマインド
学校からの感想
〈児童から〉
○障害がある人でも、みんなで助け合えば、障害なんか「どーってことない」と思うし、自分がみんなの障害を作らないようにしたい。 そしてまだ「障害は、みんなで助け合えば大丈夫」っていうことを知らない人にも、もっと知ってほしいです。
○私は障害の人も障害じゃない人も、仲間外れをしないようにしたいです。 誰もが安心して生活するためには、配慮しあい、私たちも障害の人を見かけ困っていたら声をかけて助けたいです。
○仲間外れを作らず一人ひとりを思いやり、生活するのを心がけるようにします。
○驚いたことは目が見えなくても、他の人が配慮してくれたら困らないということです。 僕も大人になったら障害のある人の手伝いをしてあげたいです。 そして誰もが安心して生活するために、配慮,思いやりをしたいです。
○私たち目の見える人は、バリアフリーに助けられていないと思っていましたが、実は目の見える人も助けられていたことがわかりました。 学校の中でも数え切れないほど助けられています。一人ひとり違いがある。それは誰でも一緒だと思いました。
〈先生から〉
○児童は興味をもって参加していました。
○なかなか普段考える機会がない中で、お話を聞いたことから自分の身近な問題として考えたり、工夫されて生活している様子に驚いたりなど、新たな気づきが多く生まれました。