概要
実施施設名 | 横浜市立保土ヶ谷小学校 |
実施日時 | 令和4年12月8日 10:45~12:15 内60分 |
対象者 | 4年生学年全体2クラス48名 |
内容
(1) 3つのキーワードを画像に映し出して、全員で声を出して読む
(2) 講師の自己紹介
(3) 白杖歩行とは
(4) 画像を出して、代表の生徒さんに、「配慮」と「障害」の関係を問いかける
(5) 日常生活の紹介
① 五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験
聞いてわかる 触ってわかる など (音当て体験含む)
② 画像を出しての、自分自身の工夫
③ 画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
④ 画像を映し出しての、バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
⑤ 人的サポートの重要さを説明
(6) 児童自身が受けている、受けて来た「配慮」を具体的な事例を挙げて説明
(7) 机と椅子を使った、障害、配慮の体験
(8) 簡単な社会モデルで捉えた障壁の考え方を説明
(9) まとめ
◯社会にある障害は作り出すこともなくすこともみんなの気持次第で出来ること
◯お互いに配慮や共生の気持に溢れた社会が出来ることが、みんなが快適に暮らせる社会の実現に繋がること
学校からの感想
〈児童から〉
○障害は色々な場で起きていて、色々な種類があることがわかった。障害は少しの思いやりで無くなるけど、作ることもできてしまうこともわかった。
○はじめ障害は目が見えない音が聞こえない人たちのことかと思っていたけれど、邪魔なものや、それがあることによって何かがやりづらい という意味を知りました。
そして不自由な所があってもその人のために町が工夫してくれたり声かけなどの思いやりで不自由な人も生活がしやすくなることを知りました。 誰かが障害を作ることによって嫌な気持ちがあったりやりたいと思っていることができなかったりしてしまう人もいるので、体が不自由な人以外でも思いやりが必要なことを学びました。
○障害はどう頑張っても 無くしたり減らしたりできないものだと思っていたけど、他の人の配慮で障害を減らせるのを 初めて知った。
○私は障害を作る人なのか無くしているのかを振り返って、無くす人になりたいです。 そして配慮・思いやりはすごく大事で、配慮を少ししただけでも 周りの人や自分が楽になったり 楽しくなるんだと学んだので、これからは少しでも 配慮をしようと思います。
○最初は普通の障害の無い人と目が見えない障害がある人で、生活が違うのかと思ったり 目が見えないことが個性とも思っていませんでした。 ですが、きょう話を聞いて、今まで考えていたことや人の個性のこと、全て考え方が変わりました。 「障害は作ることも無くすこともできる」という言葉が頭に残っています。信号などの工夫 周りの人の声かけが 障害をなくすことに繋がっていく。 配慮ってすごいんだなと思います。 ちょっとした工夫が「みんなの幸せ」につながるということが、すごいと感じます。
〈先生から〉
○講師の話によく声で反応していたと思います。
○障害は「ある」「ない」ではなく、「つくられる」「なくせる」ものだということが、とても心に残った言葉でした。