概要

実施施設名横浜市立鶴が峯小学校
実施日時令和4年12月6日 10:45~12:15 内60分
対象者4年生学年全体3クラス100名

内容

(1) 3つのキーワードを画像に映し出して、全員で声を出して読む
(2) 講師の自己紹介
(3) 白杖歩行とは
(4) 画像を出して、代表の生徒さんに、「配慮」と「障害」の関係を問いかける
(5) 日常生活の紹介
  ① 五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
    人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験
    聞いてわかる 触ってわかる  など  (音当て体験含む)
  ② 画像を出しての、自分自身の工夫
  ③ 画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
  ④ 画像を映し出しての、バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
  ⑤ 人的サポートの重要さを説明
(6) 児童自身が受けている、受けて来た「配慮」を具体的な事例を挙げて説明
(7) 机と椅子を使った、障害、配慮の体験
(8) 簡単な社会モデルで捉えた障壁の考え方を説明
(9) まとめ
 ◯社会にある障害は作り出すこともなくすこともみんなの気持次第で出来ること
 ◯お互いに配慮や共生の気持に溢れた社会が出来ることが、みんなが快適に暮らせる社会の実現に繋がること

学校からの感想

〈児童から〉

○今まで あまり障害についてきちんと考えたことがありませんでした。 今回お話を聞いて 色々な障害があることを改めて感じました。 どんなことに困っているのか聞いてみないと気づけないことがたくさんありました。 困っている人を見かけたら 声をかけてみようと思いました。 障害がある人も ない人も 暮らしやすい世の中になったらいいなと思いました。 どんな人にも思いやりの心を持ち続けて 自分自身が障害を作り出してしまわないように 気を付けていきたいです。 相手の立場になって考えて行動することの大切さを学べた気がします。 点字ブロックや 優先席 信号の音など 他にもたくさんの手助けをしてくれるものがあるけれど まだまだ足りないものやことがあると思いました。これから AI の技術や研究が進めば もっと暮らしやすくなると思いました。 そのためにも 今回のように きちんとお話を聞いて 障害について正しい情報を理解していくことが大事だと思いました。 自分にできることを挑戦していきたいです。

○目が見えない人でも みんなが配慮をすれば 同じように生きられるんだなーと思いました。 練習したら 目が見えない人も歩けるし 自分のやりたいこともできるようになれるということを聞いて配慮をしようと思いました。 自分が障害を作る人じゃなくて 障害をなくす人間になろうと思いました。 この話を聞いて 配慮をすれば 同じように気持ちよく過ごせるし 配慮をしなければ 他の人が気持ちよく過ごせないから 配慮は大切だなーと思って これからは配慮が出来る人になりたいと思いました。 講師の人が言っていたように 目が見えないのはその人の個性で 運動神経がいいのも その人の個性だから、みんな違ってみんないい の理由が分かった気がしました。

○僕は今日の授業を受けて 配慮や共生という言葉を初めて知りました。 配慮をすることで 人と人との障害がなくなることがすごいと思いました。 共生をすることで みんなが良くなることしかないから、僕も共生をしたいと思いました。 講師の人は障害も自分の個性だと言っていて みんな違ってみんないいと言っていたので 僕も みんな違ってみんないいと思いました。

○これから もし私が不自由な人になっても みんな違ってみんなよくて 一人ひとり個性があるので 前向きに生きていこうと思います。 そして 自分の身近な人にもきょうの話しのことを話して みんなに 障害になることをならないようにする。 そして 不自由になってしまった人も みんな個性があるから みんな違ってみんないいということを知ってもらいたいです。

○話を聞いて、思いやりをたくさんしようと思いました。 なぜかと言うと障害を絶対に作ってはいけないと言っていたからです。 身の回りのすぐできる思いやりは何か考えてみようと思いました。 自分が気づかないで障害を作っているかもしれないので、障害を作っていないか確認したりしようと思いました。

〈先生から〉

○講座を受けて、子ども達一人ひとり、自分がこれから取り組んでいくことを考えられた貴重な経験になりました。

○これからも講座を通して、児童が学校生活(特に学級)において、自分と友達は得意なこと・苦手なこと・性格等、全部が違っていることを理解し認め合い、みんなが楽しく生活していくために、「自分にできることは何か」を考えさせる良い機会を与えていただきたいと考えます。