概要

実施施設名横浜市立汲沢中学校
実施日時令和5年2月2日 13:35~14:25
対象者1年生のうち35名

内容

(1)3つのキーワードを画像に映し出して、全員で声を出して読む
(2)講師の自己紹介
(3)白杖歩行とは
(4)画像を出して、代表の生徒さんに、「配慮」と「障害」の関係を問いかける
(5)日常生活の紹介
  ①五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
   人が見ること以外で周りのことがわかることの確認
   ・聞いてわかる
   ・さわってわかるなど
  ②画像を出しての、自分自身の工夫
  ③画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
  ④画像を映し出しての、バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
  ⑤人的サポートの重要さを説明
(6)生徒自身が受けている、受けて来た「配慮」を具体的な事例を挙げて説明
(7)机と椅子を使った、障害、配慮の体験
(8)簡単な社会モデルで捉えた障壁の考え方を説明
(9)まとめ
  社会にある障害は作り出すこともなくすこともみんなの気持次第で出来ること
  お互いに配慮や共生の気持に溢れた社会が出来ることが、みんなが快適に暮らせる社会の実現に繋がること


 

学校からの感想

〈生徒から〉

○話を聞いて、一番「いいな」と思ったことは「みんな違ってみんないい」です。 目が見える、見えないではなく、みんなが障害を作っているのか、無くしているのかということを聞いて、さらに知ることができました。 どんな時でも、配慮・思いやりを考える事によって、誰もが安心して過ごせることができるし、人にはできること、できないことがそれぞれあり、それを認め合うことが、みんな違ってみんないいと教えてもらって「確かにな」と思い、「すごく大事なことだな」と思いました。 今日学んだことをふまえて、日常生活で配慮・思いやりを忘れずに、障害がなくなるように、困っている人を助けられるように意識していきたいです。

○小学校の時に、社会でユニバーサルデザインについて学習した時、何のために、どんな人が作ったのかがわからなかったけど、障害者の人の障害をなくすため、思いやりのある人がその商品を作っているのだということがわかりました。 それに思いやりというのが、障害者だけを対象にしているのではないということもわかりました。

○ひとりひとりが思いやり、配慮をすることによって、困る人が減るということを知り、私は一つ一つの行動で障害がなくなるというのを胸に、これからの生活で気をつけたいです。 誰かを思いやりながら過ごしていくと、誰かが困ってしまったり、嫌な気持ちになってしまうということもなくなるので、今回このような事を知れてよかったです。。

○私達も色々な方に配慮され、生活することができているということに、すごく納得できました。 そんな私たちは障害を作ることも、なくすこともできる。 つまり私たちは、障害をなくしていかなければならないと思いました。 講師の人が言っていた「目が見えないというのは一つの個性だ」と言うことが、本当に感動しました。

○話を聞いて「目の見えないことは一つの個性である」という考え方に、初めて触れることができました。 障害は、私たちが配慮や思いやりを心がけることによって無くすことができると知ることができたので、これからは横断歩道で青信号か分からない人がいたら「青になりましたよ」と声をかけられるようになりたいし、仲間外れの人、困っている人を作らないように、相手の気持ちを考えて行動できるような人になりたいです。

〈先生から〉

◯生徒たちは、真剣に話を聞いて頷く場面が多いように感じました。

○生徒は普段の授業より一生懸命に聞いており、講義後、自分たちにどんな配慮ができるのだろうと考えている様子が見受けられました。

○継続的に思いやりのある行動をしてくれることが期待できる講話でした。