概要
実施施設名 | 横浜市立日野南小学校 |
実施日時 | 令和5年2月7日 10:40~12:45(内60分) |
対象者 | 4年生 学年全体2クラス 54名 |
内容
(1)3つのキーワードを画像に映し出して、全員で声を出して読む
(2)講師の自己紹介
(3)白杖歩行とは
(4)日常生活の紹介
①五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験
・聞いてわかる
・さわってわかるなど (音当て体験含む)
②画像を出しての、自分自身の工夫
③画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
④画像を映し出しての、バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
⑤人的サポートの重要さを説明
(4)ちょっとした配慮、声掛の体験
(5)ジャンケンを通した、障害、配慮の体験
(6)児童自身が受けている、受けて来た「配慮」を具体的な事例を挙げて説明
(7)机と椅子を使った、障害、配慮の体験
(8)簡単な社会モデルで捉えた障壁の考え方を説明
(9)まとめ
社会にある障害は作り出すこともなくすこともみんなの気持次第で出来ること
お互いに配慮や共生の気持に溢れた社会が出来ることが、みんなが快適に暮らせる社会の実現に繋がること
学校からの感想
〈児童から〉
◯私は障害を個性と思っています。 そして白杖や義足、メガネなどはその個性をより輝かせる、そんなものだと思っています。 そしてその個性が邪魔なものになるのは人の心だと思います。
◯私は初めて配慮という言葉を知りました。 ちょっとしたことで誰かの障害になってしまったり、ちょっとした思いやりのおかげで、誰かが助かっていたりすることを知ってとても驚きました。 なので、これからは他の人の障害にならないような行動を、していきたいと思いました。
◯僕は個性という言葉が心に残っています。 僕にも皆にも色々な個性があり、その個性で生きていると思いました。
◯街中で困っている人がいたら、何かお手伝いしましょうかなどの声かけを積極的にしたいです。 また体が不自由な人を障害と捉えるのではなく、個性と捉えるのも大切なことだと思いました。 相手の立場を自分の立場と考えて行動したいです。
◯私は最初障害を「怖い」と感じました。 ですが、みんなちがってみんないい、の言葉を聞いた時、決して悪いことではないと知りました。 そして他の人の思いやりのことを聞いた時、いつもランドセルをポイッとしていることを、ふと思い急に恥ずかしくなりました。
〈先生から〉
○深く納得したり、自分事としてとらえたりすることができました。
○「障害はなくすこともできるし、つくることもできる。」という言葉が印象に残りました。「なくす側」でいられるよう、「配慮」を大切にしていきたいです。