概要
実施施設名 | 横浜市立笠間小学校 |
実施日時 | 令和5年12月4日 3~4校時 |
対象者 | 4~6年生 全体280名 |
内容
(1)3つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む
(2)講師の自己紹介と体験談
(3)日常生活の紹介
①五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験
・聞いてわかる
・触ってわかる など (音当てクイズ含む)
②画像を出しての、自分自身の工夫
③画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
④画像を映し出しての、バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
⑤人的サポートの重要さの説明
(4)児童自身が受けている、または受けてきた「配慮」の説明
机と椅子を使った、「障害」「配慮」の体験
(5)簡単な社会モデルで捉えた障害の考え方を説明
(7)まとめメッセージ
学校からの感想
〈児童から〉
<4年生>
○今まで「目が見えない・歩けない・耳が聞こえない」が障害だと思っていたけど、「道が通れない・手が届かないなどの困ったこと」が障害ということを知りました。そして目が見えないなどはおかしいことではなく、普通のことで、みんなにもある個性と同じで、ただの違いということも知りました。私は障害のある人に気を使うのではなく、配慮していきたいです。
○僕は話を聞いてもっとみんなに配慮したいなと思いました。例えば机の上を片付けることや、わからないことがあったら助けてあげる などをしていきたいです。そして、みんなが平等で安全で楽しく過ごせるように、自分は少しでも配慮をしてみんなと共生していきたいです。
○僕は話を聞いて障害は大変だけれど みんなが配慮し バリアフリーやユニバーサルデザインがあることで、みんなと同じように生きられることがわかりました。これからは障害がない人に対しても配慮して、障害を作らず、障害をなくしていきたいと思いました。
○僕は僕次第で障害を作ったりなくしたりできるということがすごくて、「なるほど」と、とても印象に残りました。僕もできるだけ誰かの障害になることをしないでいこうと思いました。
<5年生>
○障害者の他にも身近な人にも配慮・思いやりを持つことが大切だとわかった。身近なものにも障害は作られたりなくなったりすることがわかった。困っている人への声掛けは、習慣づいていけば地域の人と関わることが多くなることにつながるのかなと思った。
○今回の話を聞いて、一人一人の個性があると思うけど、その個性で仲間はずれにしたりするのはダメだと思ったし、人のために配慮できるってことは思いやりの心があることだと思った。今後、社会が障害者も関係なく暮らせる社会になってほしいです。
○人への配慮が大切だということがわかった。配慮があるからこそ自分たちが不自由なく生活できていることを学んだ。いじめや仲間はずれがあると悲しむ人がいるから、やらないで、みな平等に生活していなければいけないと思った。
○配慮 共生は普段のことでも注意ができるし 困っている人がいたらその人に合わせて 助けたいと思いました。自分のマイナスなこともプラスに変えられるからどんな人にも 美点はあるんだと思いました。自分がもし 障害者になっても明るく 行きたいです。
○人を思う気持ちって、本当に大切だと思いました。それは人を思う気持ちから個性を尊重できると思ったからです。 障害がある人は全てが普通の人たちと違うのではなく、障害というところだけが違う。でも、みんな違ってみんないいから 障害がある人が悪いわけではないということがわかった。あと、自分が障害を作らないことが大切だとわかった。自分がそのようにできるようになったら、障害を無くしたり、障害を作る人に注意すればいいと考えた。
○障害があることはその人の個性であることや、障害を作る人ではなく無くす人になることなど、いろいろなことを知ったので、もし困っている人がいたら、一言でもいいので声をかけて少し手伝ってみようと思いました。いじめや仲間はずれをされている子がいたら「声をかけて先生に言ってみようかな」とも思いました。自分のせいじゃないと思うのは良くないことで、勇気を出して声をかけたいなと、このお話や、朝会の校長先生のお話を聞いて思いました。
○今までの自分は自分のことしか考えず、他の人のことを考えていませんでした。 だけどこの話を聞いて、自分の行動次第で人の障害ができるかできないかが決まると知って、しっかりと後の人のことを考えて思いやりを持って行動したいと思いました。
<6年生>
○僕はお話を聞いて目が見えなかったりするのは個性だからと言っていたのが心に残りました。 また、自分たちは 障害を作ることもなくすこともできるので、なくすことができるようにしたいと思いました。 また 目の見えない人だけではなく誰にでも配慮 思いやりができると良いと思いました。 みんな違ってみんないい とても大切なことなので忘れずに過ごしたいと思います。 日頃から みんなへの配慮 障害がなくなり、 幸せに暮らせたらいいと思います。 また これらのことを知らない人にも伝えて、 みんなが 全ての人に配慮できるような世界になってほしいなと思います。 今までは自分は正しいと思っても、なかなか行動に移せませんでした。 しかし 困っている人がいるならば迷わず行動できるようにしようと思い、 これからはすぐ行動したいです。 大人になっても忘れずに 周りを見て行動し 全ての人に 思いやりができたらいいなと思いました。
○自分たちの行動で障害を作ることだって無くすことだってできるので、周りの人を気にしながら行動しようと思った。私は今まで 特に何も気にせず道を歩いていたが、ただの一本道でも点字ブロックや音の鳴る信号機などの工夫があり、もちろん障害となるものもあることに改めて気づき、今日から歩く時も何かがあり どうなるかを意識して見てみたい。人それぞれ違い、顔だって性格だって障害だって個性だなと感じた。人それぞれの多様性を認めながら生活しようと思った。そのために友達の良いところや得意なことを探してみたい。
○最初「配慮 共生 みんな違ってみんないい」というのは障害のある方に対してだと思っていたけれど、講師の方は世界に生きる全員の話をしていて、ともに生きるというのは世界中のみんなに当てはまる話なんだなと思いました。
また、その人によって配慮できることやされるべきことは違うので、配慮したりされたりしながら全ての人と共に生きていきたいです。「みんな違ってみんないい」は障害のある方にも普通の人にも当てはまり、たまたまできないことが「ものを見ること」というだけで、できないことはみんなにあるので、他の人を仲間はずれにしないように気をつけたいです。
○目の見えない人ということで、何でもかんでも手伝おうとすると、その人も嫌だと思うし、その人もみんなと同じ人で、ただ目が見えない個性なだけで、差別は絶対しちゃいけないのだと改めて実感しました。自分も思いやりを大切に、生活していきたいです。
○私は今回の話を聞いて、どこでも誰でもいつでも積極的に思いやりを持って配慮したいと思いました。この話を聞くまでは知っている人だけに配慮をして、知らない人にはあまり配慮できなかったので、これからは勇気を出して困っている人がいたらできる限り配慮したいと思いました。人と違うところがあってもその個性を尊重して、決して仲間はずれにしないように、これからもしたいです。そして今回の話を友達と遊ぶ時など、学校以外でも生かしたいです。
○話を聞いて僕もこれから配慮していきたいと思いました。障害者の方だけでなく、1年生やクラスの友達などにも縦割りや委員会を通して配慮して、より良い学校にできると良いと思います。また、僕は今まで障害があることはとても苦しいことだと感じすぎていました。しかし、工夫や周りの人たちの配慮で、周りの人たちと共生していくことで、楽しんでいけるとわかりました。それと障害は顔や体格や声などが違うように、一つの個性であるということもわかって、なるほどと思いました。
〈先生から〉
○皆が興味をもって話を聞けていました。
○講師の方のバイタリティーは本当にすごくて、ご家族と色々なところに行かれて楽しんでいることもそうですし、その生き様がかっこよく感じました。