視覚障害者のバリアフリーをめざす会
視覚障害者のバリアフリーをめざす会は、規模の小さな団体ですがいろいろな分野の活動に取り組んでいます。
本会の目的は、差別のない地域社会の実現です。
この目標に向けて、会員個々の考えを尊重し、また他の団体・個人の方々との連携を図っています。
また、会の活性化を図るため、会員相互のコミュニケーションを重視しレクリエーション活動等にも積極的に取り組んでいます。
具体的には
- 会員の「今、知りたいこと」に関する学習会・研修会の実施
- お花見・バーベキューなどのアウトドアレクリエーションの実施
- 県民のいのちとくらしを守る共同行動委員会(略称:いのくら)に加盟し、行政への働きかけ
などです。
視覚障害者のバリアフリーをめざす会 Q&A
会のプロフィール・歴史・活動
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視覚障害者のバリアフリーをめざす会(以後めざす会と略))とはどういう団体ですか?
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視覚障害当事者中心の任意団体で、視覚障害に関する様々な課題に取り組んでいます。会員には多くの盲学校卒業生が含まれています。
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会の歴史を教えてください。
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めざす会の発足は1979年です。最初は横浜市立盲学校卒業生の会という名前で活動し、1977年に結成された神奈川県視覚障害者の雇用を進める会(現view-net神奈川)に加わり、他の視覚障害者団体と協力して雇用運動を盛り上げました。また、会員相互の親睦、交流を行いながら会員の結びつきを深めてきました。
1981年の国際障害者年を迎え、会の名称を 視覚障害者職業問題研究会 と改名し、更に1999年、街づくりや交通バリアフリーの課題にも取り組みの幅を広げ、現在の 視覚障害者のバリアフリーをめざす会 と名称を変更しました。
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どんな活動をしていますか?
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また年1回その時々の課題を中心に会員から上がったテーマを取り上げて研修会を行っています。更に会員の自由意志に基づく分科会活動やレクリエーション活動を行っています。
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ICT活用はどうなっていますか?
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メーリングリストを中心に連絡、意見交換を行い、コロナ禍では直接集まることができなくなったため、 ZOOMを使ったオンラインコミュ二ケーションを活用しています。
これだけは知って欲しいこと「視覚障害者技能習得援助貸付事業」
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どんな制度ですか?
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この制度は1981年度から神奈川県が行っている支援(奨学金)制度です。
神奈川県民で中途視覚障害者が盲学校等であはき(あん摩・マッサージ・指圧・はり・きゅう)の職業訓練を受けている学生に対して行っている支援制度で、卒業後あはき師(あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師)の免許を取得すれば、返還が免除される特典付きです。
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制度の生い立ちを教えてください。
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この制度は、1979年頃県立平塚盲学校の専攻科理療科の一学生から
「中途障害者で職業訓練校(現:職業能力開発校)の訓練を受ける者には、月額10万円以上の訓練手当が支給されるのに、同様に盲学校であはき(「あん摩・マッサージ・指圧・はり・きゅう)の職業訓練を受けているのに何ら手当ても出ていないことはおかしい」 という素朴な疑問から始まりました。
さらに、晴眼者では自己都合退職でも職業訓練校へ入校したり一定の民間教育機関に通ったりすれば職業訓練手当が出ます。「めざす会」が加盟していた「視覚障害者の雇用を進める会」ではこのことを神奈川県の交渉課題にのせました。1981年度から月額3万円が認められ、そして職業訓練手当の増額に連動して現在の4万6千円に引き上げられてきました。
ところが2010年には突然県から制度の打ち切りが提案され、県内盲学校学生等が中心になり反対運動に立ち上がり署名等を行った結果、制度の継続が認められました。
さあ、あなたも一緒に仲間の輪を広げていきませんか。
めざす会では、仲間同士の交流を深めるため季節ごとのレクリエーション(花見、スキー、宿泊旅行等)を会員のアイデアをもとに実施してきました。楽しみながらみんなで活動していくことが大切な一歩となります。あなたの参加を心よりお待ちしております。
視覚障害者のバリアフリーをめざす会
連絡先 メールアドレス Bureau @ b-aim.sakura.ne.jp
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