バリアフリー

掲載日:2011年9月26日

更新日:2014年10月20日

1990年代に「バリアフリー社会を目指して」という厚生白書が出ました。

このバリアフリーという考え方は、
社会の側に障害を受け入れない障害がある、これをバリアと呼び、この今あるバリアを無くすことが重要だと提唱しました。

以前は医学的モデルに基づき障害はその個人が負っているものとして定義づけられていました。

しかし、現代の考え方では「社会環境因子の整備によって、障害(不便・困ること)を無くすことができる」という障害を社会モデルとしてとらえ、
今までの人類が構築してきた「あらゆる人々を受け入れようとしない社会のバリア」を取り除こうとしています。このことがバリアフリーです。

★ バリアの4分類

○物理的バリア・・・放置車両など
○制度的バリア・・・点字受験が認められてない試験、盲導犬同伴を断る飲食店など
○文化情報面でのバリア・・・点字の資料がない、タッチパネルの操作を求められる、
HPのアクセシビリティーが悪い、など
○心のバリア・・・(最も重要かつ克服が難しい)

★ 心のバリアの原因

○知らないために起こる差別意識
知らないことが誤解を生み、また誤解がその上に偏見を生み、偏見が差別を生み出すのです。

例えば

弱視で、遠くのものが見えにくい人がいます。その人が、そのように見えにくい人とは知らない人が、「挨拶しても無視する、いやな人」と誤解されてしまい、以後仲間はずれにされてしまうことがあります。

見えないと歩くことは不自由ですが、足が悪くて歩行が不自由なわけではありませんが、身体を抱え込んで抱きかかえようとして誘導してしまう方がいます。

いろいろと「知ること」が解決策となります。

今日、普通の考え方として定着しているのは、心身機能がどのような状況であっても,誰もが同じ欲求・権利を持つ人間であり、社会の中で共に生きていく仲間であるという「共生」の障害者観です。

この4つの障壁のうちの「心の障壁」がなくなることで他の3つの障壁はなくなります。
なぜならば、物を作るのも制度を作るのも文化情報を発信するのも人だからです。

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