10月19日 横浜市立並木中央小学校

掲載日:2015年11月3日

1.実施施設名:横浜市立並木中央小学校
2.実施日時 :平成27年10月19日(月) 10時~12時
3.対象者  :4年生学年全体 2クラス 65名
4.内容
  *講座構成として
    初めに「ヒント」だけ示して、卓球体験やその裏メニューの「聞いてわかる・
    触ってわかる・見えない人と共に楽しむこと」などの体験を行った。
    そこにどんな仕組みや工夫・配慮があるから
    「見ないでもできた・見えない人と共に楽しめたのか」を児童自身で考えて
    もらう構成にした。

  (1)講師の紹介

  (2)導入
    ①今日の講座の目的
      皆さんの心がどんなふうだと「見えない人も見える人も、そしてすべての
      人が幸せに暮らせるようになるのかな」と言うことを私たちの話を通じて
      考えてもらえたらと思ってやってきました。
    ②見えるってどういうこと?見えないってどういうこと?
     「見えるってどういうこと?」
       今、いろいろなものが一度に見えているということが見えるって言うこ
       とです。
     「見えないってどういうこと?」
       見えることが伝わらないことです。
       →見えること以外でも周囲のことは伝わる。‥‥聞くこと、触れること、
        臭いをかぐこと。
    ③三つのキーワードを講師に続いて声を出して読む。
      「配慮」「仲間外れをつくらない」「みんな違ってみんないい」
     *「配慮」についてはあらかじめ児童に言葉の意味を理解しておいてもらった。
    ④簡単に誘導法を説明
    ⑤体験で感じてほしいことの説明
      体験はただ面白かったとか、できたということだけにしないで、ここにどん
      な仕組みや工夫・配慮があるから「見なくてもできた・見えない人と共に楽
      しめたのかを考えながら取り組んでほしいことを説明。

  (3)体験
    ☆卓球(サウンドテーブルテニス)
     ①ルール説明をしながら講師同士のデモンストレーション
      →わけは説明しないで、必ず静かにすることが必要ということも説明
     ②全員が少しずつ実際に体験

    ☆聞いてわかる・触ってわかるゲーム
     ①録音音源からそれが何かを当てる
     ②見ないで鉛筆入れから消しゴムと赤鉛筆を取り出す
     ③見ないで折り紙を折る
     ④(①~③)の体験で、どんな時にわかる(できた)か、どんな時にわからな
      かった(できなかった)かを児童の発言で説明
     ⑤(①~③)でわかったことを使って、見ないでじゃんけんをするにはどのよ
      うな工夫が必要かを児童が考えてその通りにやってみる。
*2クラスを分けて交互に双方ともおこなった。

   (4)見えないとどうして(障害になること)が起こるのか?
      それはどうしたらなくなる(軽減される)のか
     ①卓球(サウンドテーブルテニス)にはどんな仕組み・工夫・配慮があって、
      見ないで楽しめるようになっているのか?
      体験で児童が感じたことを出してもらいながら工夫の種明かし。
     ②児童自身が受けている配慮(配慮はみんなが受けている)
      例えば、ドッジボールのやり方が低学年の時と今では違うなど。
     ③障害を作り出すのも無くすのも自分たち
      ・教室の入り口に立ち止まっておしゃべりしていたら、通りたい人に障害を
       作り出していること
      ・歩道に自転車を止めることは歩道が狭くなり、通行人みんなが通りにくく
       なる。通る人みんなに障害を作り出している。

   (5)みんな違ってみんないい
     配慮は障害者・高齢者だけではなく、それぞれ全員が必要なこと。
     違いを知り合って配慮し合ってください。
     今日、みんなが声を出して見えない私たちを仲間外れにしないようにしてくれた
     ように、クラスやおうちでも仲間外れをつくらないでください。
     相手にどんな配慮が必要なのかを想像してください。

   (6)質問タイム

   (7)まとめ
     ・最後に全員で最初に提示した3つのキーワードを画像に出して、もう一度声に
      出して読んだ。

5.講師の感想など
   ○おとなしく静かに聞いていたが、問いかければちゃんと答えてくれたのでとても進め
    やすかった。
   ○卓球体験の時も騒ぐことが少なく、誘導体験も質問の時間も事前学習している様子が
    伺えてとても積極的に熱心に取り組んでいた。
   ○「児童自身が仕組み・工夫・配慮の解明をする」という形式をとったことで、
    「見えない人と共に楽しむ」と言うことだけでなく、視覚障害者と健常者とがともに
    できるスポーツについて児童がよりよく理解できたと感じた。
   ○見ること以外でどのようなことで周囲の様子を知るのかについて理解できて、どのよ
    うな配慮が見えない人に必要かを児童自らが考えることができたのではないかと思う

6.学校からの感想など
  <先生から>
   ○ 少しの配慮で、あらゆる立場の人が楽しく過ごすことができるということを理解
    することができました。
   ○ すべての子どもたちが十分体験できるようにしていただき充実していました。
   
  <児童から>
   ○ STTには目が不自由な方と一緒に遊べるいろいろな工夫がありました。他にも一緒に
    遊べるものはあるかなと思いました。みんなが協力すれば目の不自由な人も楽しく
    スポーツできたり遊べたりすることがわかりました。
   ○ 目の不自由な人にもできることがたくさんあるということがわかりました。
    ちょっとした配慮や工夫があれば目の不自由な人も障害なく過ごせることが
    できます。
   ○ 目が見えても見えなくても少しの工夫があれば、みんなと一緒の生活ができるんだ
    なと思いました。
   ○ 私にも何かできるか考えたら、「仲間外れをつくらない」が一番頭にうかんで
    きました。心のバリアをなくして、みんなにとってやさしい社会をめざしたいと
    思いました。

福祉教育活動報告トップへ | 福祉教育トップへ