10月2日 横浜市立菅田中学校

★点字体験コース

1. 視覚障害者の生活と工夫、不便なこと、困ること、目が不自由でも、できること、やれることなどの話。

点字グループなので、点字カレンダー、点字トランプ、ジェントルタウンが作った関内駅前中心の触地図、点字のついたソースのボトル、ビールの空き缶などを見てもらった。

話の中で、見えない人は点字が使える人ばかりではないことを説明し、目以外の4感の部分を使って見えない部分を補っていることを話しその1つにパソコンや携帯電話に音声を出しながら、生活に生かしていることを伝え、携帯電話の音声を視覚障害者が通常使う速いスピードと、一般に聞き取れる程度と二種類を聞いてもらった。
目の見える人は速いスピードでは、何を話しているか解らないけれども視覚障害者は、この速いスピードで、見える人が目で文字を読む速度で音声が聞ける人も多いことを話した。

腕時計について触読式と音声式のものを見てもらいながら説明した。

視覚障害者もみんなと同じようにちょっと工夫することで、いろんなスポーツや趣味を楽しむことができることを話し、サウンドテーブルテニス(盲人卓球)のピンポン玉とラケットを見せてそのやりかたを話した。

2. 点字体験

練習用紙に書いてみた後、理事長の名刺に名前と電話番号を書き方見本を見ながら書いた。

3.誘導体験
やってみたい人に前に出てきてもらって、当事者とペアになって、それぞれ、生徒さんに手を借りて、誘導の説明と実際に教室の前でみんなが見えるように教室を往復し、電車やバスの椅子の中で空席があったら、椅子に座る進め方などをやりました。

4.質疑応答
外を歩いていて、困ること、困ったこと、点字がついていたらいいと思う所はどんな所かなどの質問を受けて、それぞれが答えた。

★アイマスク体験コース

1. 視覚障害者の生活と工夫、不便なこと、朝起きてから、菅田中学に来るまでの実際の生活場面を話しながら、工夫している点、こまることなどを話した。

2. アイマスク体験

聴覚。録音音源を聞き、耳からの情報に着目というか着耳してもらい、車の雑踏からバスが停車する音や、バイクが来る音大型トラックが通る音、子供達がワイワイしながら横断歩道を渡っていく光景などの音を聞いて、状況をわかる生徒にはその場で発言してもらった。

ペットボトルを落とした音、スチール缶、アルミ缶、鉛筆、ペンと、落とした音を聞いてそれが何か、またその方向はどちらかということを聞き分けてもらった。

触覚。お金を指先で「何円玉」かを認識してもらった。

折り紙で、それぞれが折り方を知っているものを折ってもらった。

触覚&聴覚を使って遊ぶ。二人一組で左手をつないでじゃんけんをし、勝った人は右手で相手の左手の甲を
たたく、負けた人はそれを防御する。
アッチムイテホイ⇒視覚を使わないでどうやったらできるかを生徒自身に考えてもらい、その結果に基づいてやった。

3. 視覚障害者のコミュニケーション手段の説明と誘導体験

パソコンや携帯、点字など、視覚障害者のコミュニケーションについて話した。

アイマスクをしている時の生徒たちはアイマスクをしていないときよりも声をよ
く出していたことを生徒自身が気づいているかどうかを聞いたが、気づいていな
かった様子。
見えているときには見てお互いの存在を確かめられるので声を出す必要はなかっ
たが、アイマスクをした時には見えないから、お互いの存在を声で確かめ合い、
自分が何かを友達になげかけたときにはしっかりと声で返事が返ってくるまで返
事を声で促し続けていた様子だったことを説明した上で、声かけていくこと、見えた情報を耳からの情報に変換して見えない人に伝えることができるという話をして、その上で当事者を交えて、アイマスクなしで、視覚障害者の誘導の仕方の練習を二人一組になってやった。

4. 質疑応答
ものを落としたときにはどうやって拾うのかなどの質問に答えた。

★感想・反省等

○生徒さんからの感想(抜粋)

私は目が見えないと歩くだけしかできないのかと思っていました。でもスポーツをできると聞いてビックリしました。

目の見えない人は、車椅子で生活している人たちより大変だと思っていましたけど、話を聞いてみんなとほとんどかわらない生活をおくっているのはすごいなと思いました。

名刺に点字で名前を書いたのは緊張したけど、すごくおもしろかったです。

目が見えていてもできないことはたくさんあり、そのできないことができてやはり目が見えていようと目が見えなくても根本的なところは変わらないと思いました。

アイマスクをかけると思ったより大変さが少なく、学んだことが多かったです。
「障害者」に対する印象が「かわいそう」→「スゴイな」にかわりました。

あの時は、とても貴重な体験をさせていただきました。私は、これから、目が見えず困っている人がいたら積極的に手をかしていこうと思いました。

○先生からの感想(抜粋)
 次年度への引き継ぎとしては、当日のことよりも事前学習のあり方について考えるべき点が多い。
特に調べ学習については、意味のあるものにするためには資料の準備や展開の仕方の工夫を練るべきだと考える。

○ 当事者講師からの感想(抜粋)
どちらのコースも体験が主であったため、生活の工夫点などについて早口になってしまった。

アイマスク体験では、「怖い」という印象が生徒さんに残らないように工夫したつもりだったが、中にはそのような生徒さんが
いたので、今後、先生にもご協力いただいて、「見ないでできる」の印象が強く残るような体験にできるように工夫する必要がある。

事前学習の指導をされる先生に十分な情報提供をして、調べ学習が当日につながるようにつとめる必要があるのではないか。

福祉教育活動報告トップへ | 福祉教育トップへ

この投稿はコメントできません。