4年生4クラス 3,4時間目

☆ 3時間目
1. 視覚障害者の生活と工夫、を話と点字の物や音声機器などをご紹介したり、パソコンでプロジェクターのスクリーンを通して外で見かける点字ブロックや点字表記があるもの、音声の出る物などを生徒さんに見てもらいながら、話しました。

2. 4時間目のアイマスク体験は1組さんだけで、2,3,4組は参加しないので外で視覚障害者を見かけての声かけや手の貸し方などの当事者講師と生徒さんで実際に組んで誘導体験のワンポイント実践をやりました。

3. 3時間目の最後は質疑応答で終わりました。

☆ 4時間目は1組さんだけでアイマスク体験です。
視覚以外の4感覚を使っての体験です。

1. 聴覚を使っての体験です。
ボールペンとえんぴつを机に落として、
その音がどちらかを当てていただきました。
回答はみんな完璧に正解でした。

2. 言葉で説明して、聴覚でキャッチするという体験です。
ジャンケンゲームを2人1組になってやっていただきました。
クラス全員がそれぞれジャンケンで楽しむので盛り上がりながらも、賑やかでした。

3. 触覚体験です。
折り紙で自分が折れる物を折ってもらい、完成したら、当事者講師に見せてもらって、触らせていただきました。
鶴やアロファシャツ、ピアノなど、しっかり折っている人もいました。

4. 誘導体験です。
当事者講師と生徒さんで、歩道から信号が青になったら、一緒に渡っていただく所ホームで電車に乗り込む所、電車の中での椅子の進め方の3つにしぼって何人かに体験していただきました。

5. 4時間目の最後は質疑応答と乾燥で終わりました。

☆ 給食では嗅覚と味覚を使うことで、視覚障害者の食事のことを伝えてアナロク時計の文字盤で配膳を説明受けることで、みんなと同じように1人で食事ができることも理解していただきました。

○先生からのコメント(抜粋)
  「やさしさの輪を広げよう」のパンフレットを送っていただきましたので、その資料をもとに事前に子どもたちと読み合わせをしておくことができたのでよかったです。
そのことで、子どもたちは少しでも学習に対する意識を高めることができていました。
じゃんけんゲームや誘導の体験では、視覚障害者と共に生活していくための方法を実際に学ぶことができて、これからに生かしていきたいという意識をもつことができました。

 折り紙では、裏か表かもよくわからなくて折っているときは難しいと感じていたけれど、アイマスクを取ってみたら、意外とうまく折れていてうれしかったという感想が多かったです。

 子どもの感想に、
「私は最初に視覚障害者と聞いて、あまり近くにいきたくないな、変な人なのか
な~と思ってしまうところがありました。でもそれは違いました。(中略)これからは、体の不自由な人が困っていたら、助けたり声
をかけたりできるようにしたいです。」
とこれまでと意識が変わってきている様子が伝わってきました。
 それは、やはり、実際に接して話を聞いたり、体験をしたりすることができたからだと思います。
 さらに、学級で誘導の仕方などの体験を深めて、日常生活で生かしていけるようにしたいと考えています。

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