4年生2クラスで3,4時間目の授業で、前半は視覚障害者の生活と工夫、パソコンを持参してプロジェクターでの外で見かける点字ブロックや音声ガイド装置のある物を見ていただきながらのスクリーンと音声、動画などを見ていただいての、再確認、後半はアイマスク体験による折り紙を折ってもらったり、口ジャンケンゲーム、鉛筆とボールペン空き缶を落としてのスチールかアルミかを当てる、視覚以外からの情報を触覚や聴覚などの感覚を使っての学習をしました。
その後、アイマスクをはずして、私を児童さんが誘導してくれるデモンストレーションを見ていただき、教室から職員室、職員室から玄関までと何人もの児童さんがバトンタッチしながら私を誘導体験してくれました。
4年生の児童さん達は事前学習をしてくれていて、視覚障害者について、いろいろと調べたことに対して、直接さらに解らないことを聞ききたいということでこれから自分達が視覚障害者の人達にどうしたらいいのかなどを勉強していこうとしていて、視覚障害者が外で困ることについて、点字について、盲導犬について、課程での工夫やバリヤフリー商品について、資格障害者のスポーツについてなどのグループに分かれて調べたことへの、質問に答えたり点字作成本した物を見せてくれて、訂正アドバイスをしたり、折り紙の完成品を見せてもらったりしました。
この学校は、先生からのお膳立てではなく、児童さんからの「気づき」や「発想」を大事にしてこの福祉教育を進めているように思われました。
○ 先生からのコメント(抜粋)
子どもたちが事前に調べていて、感じたり考えたりしていた内容を実際に伺う中で、解決したり新たな発見ができたりしていました。
具体物や体験などもプログラムの中に組み入れていただいたおかげで、今まで気づかなかった内容や気持ちに気づくことができていました。
点字がついたトランプやカルタなどを実際に見せていただいたことで、
"いっしょに楽しむ""いっしょにできる"という意識がもてました。
アイマスクをつけたまま、おりがみを折る、友達とじゃんけんをする体験から、
それまで、分からない・できないといった考えから、ルールを工夫したり他の感覚に意識を集中することで出来ることがたくさんあるという考えをもつことができるようになりました。
アイマスクをつけての折り紙体験は、指先に集中すれば"できる"ということが、子どもたちには新鮮な驚きだったようです。