1. 実施施設名(学校名など): 横浜市立吉原小学校
2. 実施日時: 平成22年12月13日 3~4校時
3. 対象者: 6年生 159名(講師二名で対応)
4 実施内容
(1) 視覚障害者について
○ 失明原因・失明時期→様々な視覚障害者がいること。
○ 日常生活の話
・利用している道具の紹介
・ 情報収集の仕方→音声(携帯電話・パソコン)、点字
(2) 後半の体験学習に関連して
○ 視覚障害者の歩行
→人から情報を得て(誘導を受けて)歩くのが一番安全である。
→見える人が手をかしてくれることがありがたい
→誘導体験へ
○ 余暇・趣味・スポーツなど
→視覚障害者もちょっとした工夫で同じようにいろいろと楽しめること。
→視覚障害者向けに工夫された卓球体験へ
○ 視覚障害者の情報収集
→視覚以外から情報収集をしてそれを次の動作につなげる。
→アイマスクをしての おりがみ体験へ
(3) グループに分かれて、誘導・卓球・折紙 の各体験
→ローテーションをして全員が3種の体験
(4) 質問タイム
5. 講師の感想及び生徒の反応
各体験の所要時間がちがっていたため、終わってしまった児童がやることがなくなってしまったので、時間配分を考える必要がある。
講座の中の誘導体験も含め、学校から最寄りバス停までの誘導、控え室から講座場所までの誘導と、ほぼ全員に近い人が当事者の誘導体験ができた。
6. 学校側からの感想など
誘導体験では、どのような声かけをすればいいのか実際にやってみたことが非常に良い体験になった。
卓球、携帯電話、音に対する感覚の鋭さに興味を持っていた。
給食の時、子どもたちは全体で聞けなかった質問をし、より親近感を持てたようだ。
自分たちが思っていたよりもずっと自立していて、自分のことは自分でやり、趣味をたくさんもっていらっしゃることに、とても驚いていた。
目の不自由な方に対する思い込みやイメージ(先入観)が変わったことがなによりの体験だった。