1. 実施施設名(学校名など): 横浜市立西中学校
2. 実施日時: 平成23年3月1日 1~2校時
3. 対象者: 中学3年生 48名
4 実施内容
(1) いろいろな見え方があること
(2) 仕事について、日常生活の工夫など
(3) 視覚障害者の歩行について
○白杖使用(単独歩行)
○盲導犬使用(単独歩行)
→盲導犬をみかけたときの注意
○ガイドヘルパーとともに歩く。
(4) 誘導体験・サウンドテーブルテニス体験
→説明の後、全員が体験
(5) 質問タイム
5. 講師の感想及び生徒の反応
今回は、中学3年生ともあって、生徒さん達が全般的に落ち着いて話を聞く姿勢があり、卓球体験にも真剣に取り組んでいた。
3人で行ったので、視覚障害者の生活の様子も、三人三様で違いがあることも聞いていただけて「いろいろな人がいる、自分たちと、家族と一緒」ということへの理解に繋がったのではないかと思う。
誘導体験では、緊張しつつも、一生懸命に取り組んでいる様子が手を介して伝わってきた。
6. 学校からの感想等
○先生から(抜粋)
視覚障害者の方々の日常生活を知り、自分たちの生活と大差ないことを知ることができた。
積極的に取り組み、講師の方々の話も関心を持って熱心に聴いていた。
○生徒から(抜粋)
今日の授業で目の悪い人達の話を聞いて、意外と目が普通に見える人達と同じように会社で働いたり、家事をできるということで驚いた。
目が見えないと一口に言っても、人それぞれレベルが違うことなど、実に様々なことを教えていただき、大変勉強になりました。
障害を持った方とどう接すればよいか今までわからなかったので、今日の体験に参加することができて本当に良かったです。いつか、白い杖をついて歩かれている方を見かけて、その方が困っていたら声をかけて差し上げたいと思いました。
卓球は驚いた。自分は見えているのに負けそうになってビックリした。
アイマスクをして歩くと先がわからなくて不安で恐かった。全盲の方の苦労が少しはわかった気がした。
全盲になったのが、大人になってからで、っていう人がいたので、今からでも気をつけないといけないなと思った。だけど、目が見えない、今日来てくださった方々が意外にも楽しそうにしていたので、今日の活動も楽しくできてよかった。
目が見えていなくてもこんなに楽しいスポーツがあるのを知り、体験してみて、とても難しかったけれど楽しかったです。
調理するのは「長年のカン」と言っていて、やっぱりすごいと思いました。
今日の授業を受けて「全盲」という言葉にはたくさんの種類の症状が1つにまとめられた言葉だということがわかった。
杖の使い方や、全盲な人達への接し方が少しでもわかったので、すごくためになったと思います。
あと、盲導犬が仕事中のときは、気を散らしてはいけないということも知ることができた。
きょう、初めて目の見えない人を誘導しました。
「状況」と「場所」を詳しく説明することが大切なんだと思いました。