1. 実施施設名(学校名など): 横浜市立港南台第一小学校
2. 実施日時: 平成23年10月11日 3~4校時と給食時間
3. 対象者: 4年生 76名
4. 実施内容
(1) 視覚障害に関する調べ学習のグループごとの発表と、学習中に出た疑問についての質疑応答
(2) 質問に出ていないことで、話しておきたい内容を補足説明
(便利グッズの紹介、日常生活の工夫など)
携帯電話の活用場面では、同行の弱視研修生と協力して、それぞれの状態に合った工夫の違いを伝えた。
(3) 誘導体験
○困っている視覚障害者に声をかけ誘導するときの一般的な望ましい方法の説明
○代表者が当事者を誘導して他の児童は見学
(4) 卓球体験
○ルール説明
○当事者同士(弱視と全盲)のデモンストレーション
○先生と当事者(先生にはアイマスクをつけてと、つけないでと、二通りやっていただいた)
○児童同士でのアイマスクありとなしでの卓球体験
○できなかった児童さんには別途体験してもらう(専用卓球玉を寄贈)
(5) 給食交流
○給食の配膳を利用して、視覚障害者にわかりやすい説明の仕方を伝えた。
○3~4校時に質問できなかったことの質問を受けた。
5. 講師の感想等
・ 事前学習の成果発表と、そこで出てきた疑問を当事者に聞くという、とても素晴らしい内容だったと思う。
・ 自分が調べたことは全て伝えたいという児童さんの熱心さが伝わってきた(逆に時間配分がうまくいかなかった面もあった)。
・ バス停 →学校校長室 → 視聴覚室 →教室、給食が終わったらその逆でバス停まで児童さんが入れ替わり誘導体験ができてよかった。
・ 帰りのバス停ではバス停ポールに点字表記があることを児童さんが見つけて講師が読み上げる場面もあり、積極的に講座に参加していた。
6. 学校からの感想など
・ 実体験に基づいた講師の話は子どもたちの心に大きく響いたようで、いつもより集中して活動に取り組めました。
・ 自分たちでも体験することができた「目の不自由な方のエスコート」と「ブラインドピンポン」に特に興味を持ち、活動できていたと思います。