1. 実施施設名(学校名など): 横浜市立芹が谷小学校

2. 実施日時: 平成23年12月9日 3~4校時

3. 対象者: 4年生 38名

4. 内容
(1) 視覚障害者の生活の様子・工夫
  全盲・弱視など、視覚障害と言っても見え方に違いがあること
  ○見えなくなる時期によって使える文字の種類(点字・普通文字等)も違い、生活の工夫の仕方もそれぞれ違うこと
  ○視覚障害を補う道具の紹介や、視覚障害を補う工夫の紹介
(2) 弱視体験
  視野狭窄等の見え方の体験
(3) 視覚障害者のスポーツ等、余暇生活の紹介
  →ダンス、卓球等
(4) 視覚障害者の外出方法の説明と誘導体験
  →視覚障害者の誘導体験
   (体育館に踏み切り板や椅子を使ってコースを作成、児童が当事者を誘導し椅子の場所の伝え方も実践した)
  →こまっている視覚障害者がいたら声をかけてね
(5) 質問コーナー

5. 講師の感想など
・ 事前学習をしっかりしていた。
・ バス停まで児童が先生と迎えに来てくれて誘導体験をしながら体育館に行った。そのときに、なかなか声が出せずにいる児童もいたので、声かけをするように伝えた。
・ 雨が降っていて傘をさしながらの誘導で、少し難しそうだった。
・ 誘導体験では大きな声で声かけをしてくれる児童もいて、児童同士教え合っている様子もあってよかった。
・ 先生の段取りがよく、誘導体験の交代等、円滑に進められた。
・ 事前に先生から講座の進め方のプランも出されていたため、とてもやりやすかった。

6. 学校からの感想等
・ 生活の工夫や道具について、実物を見せていただいたり、使い方を見せていただいたりできて驚きだった。
・ 白杖、盲導犬の助けもあるけれど、人が関わることが一番安心であるというお話がよかった。
・ 誘導体験を全員にさせていただき、ありがたかった。
・ 鉛筆で文字を書いてメモをするのと同じように点字やパソコンを使いこなしていいらっしゃる様子に驚いていたが、休憩時間には道具を見せていただいたりお話をお聞きしたりさせていただいて、親しみを感じていたようだった。
・ お話を聞きながらうなずくだけでは分からない、手を挙げてもわからない、ということに答えて言葉で答えを返そうとする姿が見られた。
・ 点字を打ったり、パソコンを打ったり、道具の紹介をしていただくのに、手元を映し出してスクリーンに見せたが、自由に見たり聞いたり出来る、グループ行動の時間にすればよかった。
・ 誘導体験を体育館内にコースを設置して行ったが、校内の階段・玄関の上がり降りにした方が良かったと思う。舞台前の可動式階段は狭かったので安全面での心配がありました。

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