1. 実施施設名(学校名など): 横浜市立秋葉中学校

2. 実施日時: 平成24年 1月19日 1~2校時および3~4校時の2講座

3. 対象者: 中学一年生 175名 (半数ずつで同じ内容で2回実施)

4. 内容
(1) 視覚障害者の日常生活の工夫等
(事前に質問をもらい、それに沿って進めた)
○旅行や知らない場所、点字ブロックのない場所での移動について
○調理や食事について
○点字の勉強について
○スポーツ・趣味について
○職業について
○ファッション・色について
→ これらの質問を、主婦、仕事をする者、スポーツを趣味とする者などそれぞれの立場から話を進めた。
工夫し、少しずつ手を貸して貰うことにより、我々の生活は安心した者になり、そして、なんら変わりのない生活ができていると言うことを話した。
(2)サウンドテーブルテニス(視覚障害者も楽しめるように工夫された卓球)体験
○生徒全員が視覚障害当事者と体験した。
(3) まとめの時間
○体験した卓球や、研究講師が作ったおりがみ作品を例にして、「最初から何でもできなかったことも努力と練習を積み重ねたらできるようになることは、誰でも同じ」ということを講師と担当の先生から伝えた。
○「学校の中でも外でも困っている人をみかけたら声をかけてください」と伝えた。

5. 講師の感想など
○ 人数も多く、タイムスケジュールもいっぱいいっぱいだったので、不安要素はたくさんあったが、先生がとてもうまくまとめてくれたのでやりやすかった。
○ 人数の関係上、卓球が30秒で入れ替わりだったので、生徒さん達が「もう交代?もっとやりたいのに!」などと言って盛り上がって楽しそうに体験していた。
○ 研究・研修も含め、4人という多くの人数で講座をすすめたため、同じ視覚障害者でもそれぞれに工夫している点があることを伝えられた。
○ 弱視研修生からも補助具の紹介や弱視のことを伝えることができた。
○ 人数がとても多い講座だったが、事前打ち合わせが生かされ、先生も真剣に取り組む中、生徒にもしっかりとそれが伝わってまじめに取り組んでいた。

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