1. 実施施設名(学校名など): 横浜市社会福祉協議会

2. 実施日時: 2012年 7月25日  13:30~16:30

3. 対象者: 横浜市内小中高の教員 31名

4. 内容:
(1) 視覚を使わない体験
1) これからやっていただく体験の目的の説明
2) アイマスク歩行
→「怖い」という感じ方を体験していただき、果たしてこのことを児童生徒にいきなり体験させてみることなのかどうかについて、身をもって考えていただける機会とした
先生方がアイマスク補講体験しているところ


3) 視覚以外から情報をとる体験
○ 聞いてわかる、触れてわかる、言葉によるコミュニケーションの大切さを実感
先生方がアイマスクをつけ折り紙をしているところ


(2) 視覚障害って?
1) (1)での体験のまとめグループワークと発表
2) 視覚障害とは「何で不便か」の話
情報不足、下肢障害者とはニーズが違うこと
理事長が講義をしているところ


4) 学校の授業という短時間の中で、視覚障害の本質を理解するための体験とは、どんな体験がいいかを考えるグループワークと発表

(3) 福祉教育を通じて子どもたちに何を伝えていくのかについての話

(4) 質問タイム

5. 講師の感想等
○ 全体会の長沼先生は、いつも私たちが論議している事項(常に支援する側とされる側の別が無意識に植えつけられてはならないということ、障害体験は慎重に扱わなければならないことなど)を参加者に講演してくださり、とてもよかった。

〈以後午後のView-Net部分について〉
○ 内容が盛りだくさんで、少々消化不良で終わったのが残念だった。
○ テーマは一つ・二つであってもじっくり考えて自由な意見交換ができて、参加者全員の情報共有ができる方が実りがあると思った。
○ 実際に自分が福祉教育担当者になって視覚障害や視覚障害者をテーマにしたとき、いったい何をすればいいか、つまり『how to 物』がほしかったのではないか。
○ まずは「視覚障害とはについて考えるべき」という正論はそのとおりだが、View-Netではこうしたプログラムを用意しています、という主張があった方が参加者にはもっと強力なメッセージが伝わったように思う。
○ 先生たちの意識は前とは格段の差があることも感じた。
○ ある先生は、アイマスクの弊害は体験を通してよく理解されたようでしたが、だから生徒にも体験させるべきと単純につなげていたのが気になった。

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