1. 実施施設名(学校名など): 神奈川区片倉三枚地域ケアプラザ

2. 実施日時: 平成24年 8月20日 13:30~15:30

3. 対象者: 小学校4~5年生 3名

4. 実施内容
(1) 点字
1) 点字について
○ 点字の成り立ち等についてクイズ形式で説明
○ なぜ点字があるか、どんな場所に点字が使われているかなどについて問答形式で説明
 →読むだけでなく、自分で書けて自分で読めることに意味がある
2) 点字を書いてみよう
○ 50音、濁点、半濁点などの書き方の説明
○ 点字板と点筆を使って実際に書いてみる

(2) アイマスクをしておりがみ
○ 視覚情報なしで、色の区別をする方法の話
 →色を音声で知らせる装置の紹介などをしながら、日常生活上もこの装置がいろいろな場面で役立っていることの紹介
○ 見ないでおりがみをきちんと折る工夫の紹介
○ アイマスクをして自分が覚えているおりがみを折ってみる
 →今どんな状況下など、声に出して情報交換をしながらすすめた

5. 講師の感想等
○ 全員が点字と折り紙に関心があり、真剣に取り組んでいた。
○ 点字体験では、何度間違えても、書き直して、最後までやりとげていた。
○ 点字指導に関して、初めから五十音を教える場合、点字を知っている晴眼者のアテンダントの存在が大事だと思った。
○ 点字指導では、当事者講師も書いて見せること、子供がそれを見ること、それが子供に点字の存在意義を実感してもらえる大切な場面ではないかとも思った。
○ アイマスクでのおりがみのときは、見えないだけに不安になり、何度か確認してもらっていた子もいた。
 →見えない状態に疲れを感じる子がいたので、状況を見ながらすすめることが必要だと感じた。
○ アイマスクをすると自然に声を出してコミュニケーションをとろうとしていた。
 →情報収集手段が視覚から聴覚(声)にシフト・・・見えないと声による情報伝達が大切と言うことに気づけた子がいた。
○ どの体験も、熱心で、なかなか手を止められず、休憩を入れることができなかった。

6. 主催者からの感想等
○ やる事に向き合い真剣な様子も見られていたのでよかったと思う。
○ 講座終了後に、盲導犬に興味を示している子どももいたので、盲導犬への接し方やされると困ること、普通の犬との違い等教えてもらえたらと感じた。

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