1. 実施施設名(学校名など): 横浜市立港南台第二小学校

2. 実施日時: 平成24年10月19日 10:45~13:30

3. 対象者: 4年生全員(2クラス)

4. 内容: 
(1) 講話
○ 講師3人の視覚障害になった時期、普段の生活、仕事、趣味などの話
○ 便利グッズの紹介
 → パソコンおよびOHPの使用
(2) 視覚障害者誘導法
○ 誘導法の話と、代表児童による体験
(3) 視覚を使わない体験
○ 上履きの左右あて
○ 声を聞いて、誰かをあてる
(4) ブラインド卓球体験
○ 説明とデモンストレーション
○ 児童と講師とで体験
(5) 質問コーナー
(6) 給食交流

5. 講師の感想など

○ 行き帰りの最寄り駅・学校間の誘導では、それぞれが名前を言ってから児童が何人も入れ替わって誘導してくれた。児童には「段差や曲がり角、障害物を教えてね」と言ったが、何が障害物になるのか、またどう言っていいのかわからない様子だった。
○ 講話を視聴覚室でやったので、マイクやOHPが使えてよかった。それらがないと便利グッズを紹介したときに、前の方の児童や先生に代表してみてもらうしかないが、今回は全員が見たり聞いたりすることができたのでよかった。
○ 複数人(3人)の講師対応だったので、それぞれの話や使用している物を見てもらえたので、同じ物でも使い方が違うことなどを理解してもらいやすかったのでよかった。
○ ブラインド卓球では玉の音を聞いてプレイするので静かにするように説明したが、児童は静かに応援することに慣れていないので、どこの学校もありがちだが、すぐに声や手をたたいて応援したりしていた。皆が楽しく盛り上がっていた。
○ 給食交流では、時間内にできなかった質問を受けたりして、とても楽しい時間をすごすことができてよかった。
○ 給食トレイの中の食器配置などについてクロックポジションで伝えてくれる児童がいた。
○ 目を閉じて食べることに挑戦していた児童がいたので、「絶対に目をつぶって歩くことは試さないように」と伝えたら、素直に承知してくれたので安心した。
○ 対象児童が大勢の場合には、なかなか全員が講師と交流することは難しいが、行き帰りや校内の誘導および卓球と、児童全員が何らかの形で当事者講師と必ず1回は交流できるように、予め学校で役割分担をしておいてくれたことがよかった。

6. 学校からの感想など
○ 関心がとても高く、興味をもって聞いていた。
○ 誘導・卓球に、とても意欲的に取り組んでいた。
○ もう少し体験が多いと良かったなと思う。

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