1.実施施設名(学校名など): 横浜市立神大寺小学校
2.実施日時: 平成24年 12月7日 2~3校時(2校時は高学年、3校時は低学年)
3.対象者: 全校児童
4.内容:
★ 高学年
(1) 講話
○見え方や見えなくなった時期
○単独で外出する時の工夫、盲導犬を利用しない理由と利用する理由の違いなど
(2) 視覚障害者の基本的な誘導法
○こちらからすぐにやり方を話しないで、少し声のかけ方を考えてもらった。
○代表児童が講師を誘導
(3) 質問タイム
★低学年
(1) 講師の簡単な自己紹介
(2) 見えない見えにくい人が聴覚を利用して情報収集することの話
→1年から3年生に順番に拍手をしてもらい人数と場所の確認
(3) いろいろな視覚障害者がいることの話
○日常生活においての工夫や、歩行手段の違いなど
○便利グッズの紹介
→町では見える人からの情報提供(声で教えてもらうこと)は、貴重な情報源となることがあること。
(5) 携帯電話と、点字のデモストレーション
(6) 誘導体験
○ 基本的な誘導法の説明
○代表児童が講師を誘導
(7) 質問タイム
5. 講師の感想など
○最寄り駅から学校までの誘導に来た児童が積極的に段差などを教えてくれたり講師と話をしてくれてうれしかった。
○講座中に誘導をした児童は皆に見られているからか、とても緊張していた。
○「目が見えない、見えにくい人といっても様々」ということが、理解できたのではないかと思う。
○質問タイムでは大勢の児童が大きな声を出して手をあげてくれてうれしかった。
○低学年、高学年ともに集中して講話を聞いていた。
○1校時分という時間はとても短いので、あらかじめ聞きたいこと、知りたいことを提出してもらって、それに基づいて講座をすすめるというのも一つの方法ではないかと思った。
○タイムスケジュールなど、打ち合わせと若干違う部分などがあったので、紙面で当日の予定などを用意する方が良いのかもしれないと思った。
○低学年の講話で、言葉の選択に気を遣ったつもりだったが、ガイドヘルパーや中途失明など、普段なんとなく使う言葉をそのまま使ってしまった。さらに注意が必要と思った。
6. 学校からの感想など
〈低学年〉
○ 障害のある方の生の声を聞き、生活の一部の様子から驚いたり共感したりしながら、感想を書くことができた。
○ 代表の児童が、誘導体験をしたけれど、より多くの児童がそのような体験ができればよいと思った。
〈高学年〉
○ 視覚障害者の方を実際に誘導したり、声をかけたりする体験を通して、障害者の方の立場に立って考えようとすることができた。
○ 電車内での席への案内や階段などでの誘導の仕方については、初めて知ったり、実際に見たりした児童が多く、興味をもって真剣に見たり、取り組んだりしていた。
○ ・盲導犬についても、関心が高かった。
○ 児童に分かりやすく、話しかけるようにお話して頂き、子どもたちが集中してお話を聞くことができた。