11月15日・20日 横浜市立鶴見小学校 「日立ユニバーサルデザイン出前授業」に協力参加 ① ②

1.実施施設名(学校名など): 横浜市立鶴見小学校

2.実施日時: 平成24年11月15日、20日 1~2校時および3~4校時
(二日間とも 1クラスずつ、一日に2講座を実施)

3.対象者: 4年生 学年全体 4クラス

4.内容: 
(1) 日立の紹介
○何をつくっている会社か
○「ものづくり」をするときにUDの考え方を大切にしている会社であることの紹介

(2) 今日の授業の流れと覚えてもらいたい3つのことの紹介
○ユニバーサルデザイン(UD)とはどういうことか
○UDに必要なこと
○UDに大切な心

(3)UDとは何かの説明
○バリアフリーとのちがいなど

(4) 視覚を使わないで認識する体験
○袋の中味を見ないで何かを当てる体験
○目を閉じてリモコン操作をしてみる体験

(5)当事者講師の話
○生活の工夫の話を通じて、情報の取り方について

(6) グループワーク
○誰にでも使いやすいテレビリモコンのデザインのアイディアを、児童が班ごとに考える
○各班ごとの発表

(7) UDに必要なことと事例紹介
○UDを考える上で必要なことやその例を紹介
○日立の製品にはどんな工夫がされているかを紹介

(8) 今からできる心のユニバーサルデザイン
○「思いやりとたすけあう心」をテーマに子供たちにもできるお手伝いについて
 →まずは家族や、学校内の困っている人に声をかけて手助けできる人になろう。

(9) 質問タイム

(10) おさらい
○きょう覚えてもらう事項(上記の(1)について)の再確認。

5. 講師の感想など
○この日立のプログラムは、UDを自分の身近なこととして考えられるプログラムであり、全ての児童の心に何らかのインパクトを必ず残すものだと感じた。
○どのクラスも集中して各コーナーの話に耳をかたむけていた。
→5~10分単位で要点がはっきりしていて話が完結しているのもその要因と考えられる。
○当事者講師がもう少し簡潔にわかりやすく話を展開できたらいいと思った。
○児童の発想が生活に根ざしたものであり、理想だけでなく、現実的な要素が多分に含まれていたことに感動した。

6. 学校からの感想など
〈児童感想抜粋〉
○ 私は車いすの人や目の不自由な人などいろんな人のてつだいをしてあげたいです。
○ 講師の方の話を聞いて、視覚障がい者の方はどんなことをしているのかよくわかりました。目覚まし時計が腕時計になって、便利だと思うし、目が見えない人でも簡単に便利で使えるのでいいと思いました。そして、視覚障がい者 だけでなく、お年寄りや不自由な人にも声をかけて少しずついろんな人に声をかけてみたいです。
※ 「目覚まし時計が腕時計になって、」とは、音声腕時計のアラームセットが音声でできることの紹介を講師がしたことを受けてのことです。
○ 私はこれから身の回りに工夫しているものを探してみます。

〈先生から〉
○ 席をゆずることについて、「断られたら、『その人は席が必要ないくらい元気でよかった』と思えば、断られても平気だね」と教えてもらえて、「今後は積極的に声をかける勇気をもらえた」と言う児童がいた。
○ 全ての時間に集中し、よく取り組んでいた。

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