1. 実施施設名(学校名など): 横浜市立南神大寺小学校
2. 実施日時: 平成24年12月19日 2~3校時(2校時は低学年、3校時は高学年)
3. 対象者: 全校児童 約250名
4. 内容:
(1) 担当の先生からの講師紹介
(2) 講師の自己紹介
(3) 視覚障害と視覚障害者についての簡単な説明(様々な歩行手段があることを含め)
(4) 盲導犬やそれにかかわる人の説明
A.(低学年のみ実施)クイズ形式を用いて頭数や訓練の様子を紹介(声で反応してもらえればわかると説明)
B.犬にとって盲導犬訓練や仕事は辛くない(いつも褒められている)ことを紹介
C.盲導犬の一生とその各段階にかかわる人の説明
D.盲導犬ユーザーの日々の生活の説明
(5) デモンストレーション歩行(盲導犬の仕事の要素を説明しながら)
(6) 盲導犬やユーザーへの対応についての説明
A.犬に話しかけたりなでたりしない(その理由)
B.ユーザーには話しかけOK(困っているように見えたり盲導犬について聞きたいとき)
(7) まとめ
A.視覚障害者といっても様々な歩行手段があること(違いがあること)
B.もちろんみんなと私にも違いがあること(でもそれは当たり前なこと)
C.みんな同士にも違いや互いに知らないこともあること(だから知り合うのが大事)
(8) 質問タイム
※ 同じ内容を低学年、高学年に分けて2回実施
5. 講師の感想など:
○ 校長先生が低学年の講座にずっと参加してくれた。
○ 社協職員と先生と講師で歩行デモコースを一緒につくったので、理想的な模擬コースをつくることができ、また構造も頭に入れることができたのでよかった。手引き誘導実習の模擬コースを作るときにも、一緒につくったらいいのではないかと思った。
○ 休憩中に校長室に質問をしにきてくれた児童がいた。
→ほとんど言葉を発することがない小1男子とのこと、彼なりに一生懸命考えて、勇気を出して校長室へ来てくれたと思われる。
○ おとなしくまじめな児童の多い学校だと思った。
○ 盲導犬指定の講座ながら、社会の多様性や互いの尊重には少し触れられたが、不十分なところもあった。
6. 学校からの感想など
★低学年担当の教員から
○ 低学年ながら、話をよく聞き、盲導犬の動き見入っていた。
○ 平均台、マット、カラーコーンなどで作った障害物のある道を盲導犬が避けながら誘導する様子をみている活動に興味を持っていた。
○ お話しがわかりやすく、子ども達もよく聞いていた。時々出されるクイズも効果的であった。
○ ただ、資料が低学年には難しい。もっと小さい子用の資料がほしい。
★高学年担当の教員より
○ 高学年として、話を良く聞き、盲導犬の動きに見入っていた。
○ 平均台、マット、カラーコーンなどで作った障害物のある道を盲導犬が避けながら誘導する様子をみている活動に興味を持っていた。
○ お話しがわかりやすく、子ども達もよく聞いていた。が、お話ばかりで聞く活動が長かったと思う。
○ 低学年のように、時にクイズなども入れてもらえると、変化があってよいと思う。