12月3日・4日 板橋区立北野小学校「日立ユニバーサルデザイン出前授業」に協力参加 ③ ④

1.実施施設名(学校名など): 板橋区立北野小学校

2.実施日時: 平成24年12月3日、4日、1~2校時および3~4校時(二日間とも 1クラスずつ、一日に2講座を実施)

3.対象者: 6年生 学年全体 4クラス

4.内容: 
(1) 日立の紹介
○何をつくっている会社か
○「ものづくり」をするときにUDの考え方を大切にしている会社であることの紹介

(2) 今日の授業の流れと覚えてもらいたい3つのことの紹介
○ユニバーサルデザイン(UD)とはどういうことか
○UDに必要なこと
○UDに大切な心

(3) UDとは何かの説明
→バリアフリーとのちがいなど

(4) 視覚を使わないで認識する体験
○袋の中味を見ないで何かを当てる体験
○目を閉じてリモコン操作をしてみる体験

(5) 当事者講師の話
○生活の工夫の話を通じて、情報の取り方について

(6) グループワーク
○誰にでも使いやすいテレビリモコンのデザインのアイディアを、児童が班ごとに考える
○各班ごとの発表

(7) UDに必要なことと事例紹介
○UDを考える上で必要なことやその例を紹介
○日立の製品にはどんな工夫がされているかを紹介

(8) 今からできる心のユニバーサルデザイン
○「思いやりとたすけあう心」をテーマに子供たちにもできるお手伝いについて
→まずは家族や、学校内の困っている人に声をかけて手助けできる人になろう。

(9) 質問タイム

(10) おさらい
○今日覚えてもらう事項(上記の(1)について)の再確認。

5. 講師の感想など
○おとなしいクラスもあり、とても反応がいいクラスもありと様々でした。
○このプログラムの性格上なのか、かなりどのクラスも興味を持って話を聞き、作業もしていました。

6. 学校からの感想など(児童感想抜粋)
○ ユニバーサルデザインとは「心」からということを教えてくれて、ありがとうございました。
○ 日本の社会は視覚情報が多いと思います。社会全体が協力することで、障がい者が健全に暮らしている社会をつくれるのではないでしょうか。
○ 講師の方のお話を聞いて、私たちの身近な生活の中での動きが障がいがあったり すると、やりにくいことがよく分かりました。なので、私たちがリモコンを考え ているとき、たくさんの問題が浮かびあがり、「誰にでも公平に」という考え方が よくわかりました。
○ 障がい者からの視点で、いろいろと教えてくださってありがとうございました。 確かに私が見えなかったら、急に手をつかまれたり、車イスをおされたりしたら、 こわいだろうなぁと思いました。
○ 私は講師の方のお話でわかったことがふたつあります。ひとつめは目が見えない ことです。なにより講師の方がすごく明るかったので聞いていてよくわかりました。ふたつめは助け合うことです。いつも杖を使っている人を見ると、「たいへん そうだなぁ」と思っても手を差し伸べることができなかったので、今度から話か けてみようかなぁって思えるようになり、またユニバーサルデザインが視覚障害者の人でも安全に便利に使われているとわかりました。
○ 一番印象に残ったことは人の心のユニバーサルデザイン(思いやり)です。

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