1.実施施設名(学校名など): 東京都大田区赤松小学校
2.実施日時: 平成25年1月28日 3~4校時
3.対象者: 4年生 70名
4.内容:
(1) 担当の先生からの講師紹介
(2) 講師の自己紹介
(3) 視覚障害と視覚障害者についての簡単な説明
→視覚障害者と言ってもいろいろな人がいて、歩行についても様々な手段があることを説明した。説明の中で、クイズ形式を用い、手を上げるだけではなく、声を出してもらうとわかることを説明して話を進めた。
(4) 日常生活の様子などの説明
→説明の中で、触読式時計・ピンディスプレイを見てもらったり、携帯電話の音声を聞いてもらった。
(5) 誘導の説明
→実際に背の高い子と低い子に出てきてもらい、杖歩行の人と盲導犬歩行の人との誘導の仕方を簡単に説明しながら、みんなの周りを誘導してもらって歩いた。
(6) 質問タイム
(7) まとめ
みんなの周りには、いろいろな性格の人やいろいろな考え方の人がいること(同じ人はだれ一人としていないこと)、障害のあるなしにかかわらず、だれにでも困ることは起こること、街中で視覚障害者に限らず、困っている人を見かけたら声をかけられる人になってほしいことなどを話した。
5. 講師の感想など
○ 校長先生や周りの先生が熱心に取り組んでいるように感じた。
最寄りの駅から学校までの行き帰りや学校内の移動、盲導犬のトイレの場所まで、何人かの児童で誘導してくれた。
最初に校長室に案内された時も、誘導してくれた児童さんたちも一緒にいて、いろいろ質問されたり、口座の休憩時間にも自然に生徒が私の周りに集まってきて(盲導犬がいたからかもしれないけど)、いろいろ質問されたりして、とても積極的な児童さんたちだと思った。
6. 学校からの感想等
○ 講師の方をしっかりと見つめ、真剣に耳を傾けていた。
○ 質問を意欲的にし、知りたいことを少しでも分かるようにと心がけていた。
○ 盲導犬の方を誘導する体験をさせていただき、その様子からほかの子も誘導の仕方を学んでいた。
○ 何よりも本からは学べないことを直接お話として聞かせて頂き、たくさんの「なるほど」に気づかせて頂いた。
○ 誘導の体験や講師の方のお話から子どもたちも、今後自分から声をかけて体の不自由な方を助けていきたいという気持ちをもつことができていた。