2013年 2月 5日 杉並区立第一小学校「日立ユニバーサルデザイン出前授業」に協力参加⑧

1.実施施設名(学校名など): 杉並区立杉並第一小学校

2.実施日時: 平成25年2月5日 3~4校時および5~6校時(1クラスずつ、2講座実施)

3.対象者: 4年生 学年全体 2クラス

4.内容:
(1) 日立の紹介
○何をつくっている会社か
○「ものづくり」をするときにUDの考え方を大切にしている会社であることの紹介

(2) 今日の授業の流れと覚えてもらいたい3つのことの紹介
○ユニバーサルデザイン(UD)とはどういうことか
○UDに必要なこと
○UDに大切な心

(3)UDとは何かの説明
○バリアフリーとのちがいなど

(4) 視覚を使わないで認識する体験
○袋の中味を見ないで何かを当てる体験
○目を閉じてリモコン操作をしてみる体験

(5)当事者講師の話
○生活の工夫の話を通じて、情報の取り方について

(6) グループワーク
○誰にでも使いやすいテレビリモコンのデザインのアイディアを、児童が班ごとに考える
○各班ごとの発表

(7) UDに必要なことと事例紹介
○UDを考える上で必要なことやその例を紹介
○日立の製品にはどんな工夫がされているかを紹介

(8) 今からできる心のユニバーサルデザイン
○「思いやりとたすけあう心」をテーマに子供たちにもできるお手伝いについて
→まずは家族や、学校内の困っている人に声をかけて手助けできる人になろう。

(9) 質問タイム
(10) おさらい
○きょう覚えてもらう事項(上記の(1)について)の再確認。

5. 講師の感想など
○児童の「ノリ」がとても良く、質問をすると、ポンポン答えが返ってきた。
○白杖の役割について質問したときに「目の前の安全確認」と答えてくれる児童は今まで行った学校でもいたが、二つ目の役割である「周りの人に見えない見えにくい人であると気づいてもらうため」という答えが出たので「とてもよく勉強している」と思った。
○「杖をどこかに忘れてしまったことはないか」「人に蹴られて折れたことはないか」など、ちょっと踏み込んだ、それでも確かにわたしたちにとってあり得る事柄であるような質問が出て、深く考えてくれていることが感じられうれしくも思った。
○短い時間に言いたいこと伝えたいことを、要約し網羅するのはたいへん難しいことだが、逆に無駄な話をしないことや、話の組み立て方や勧め方を工夫することによって、かえって深く骨組みのしっかりした話ができるのではないかとも感じた。

6. 学校からの感想など(児童感想抜粋)
○ 目が不自由な人が料理や洗濯、テレビを見れたり、したり、作ったりできると知れてよかったです。
○ 視覚障がいだと困るとこがあることを知れてよかった。いろいろなとこにユニバーサルデザインがあることがわかってよかった。
○ 今日の学習でバリアフリーとユニバーサルデザインの区別がちゃんとつきました。講師の方の話を聞いて、思ったことは心のユニバーサルデザインも大切だなと思いました。
○ 講師の方のお話にもあったように、ユニバーサルデザインはいろいろなところで役立っているということがすごいなと思いました。

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