1.実施施設名(学校名など): 横浜市立菅田中学校

2.実施日時: 平成25年9月25日、2~3校時

3.対象者: 1年生、30人ずつ

4.内容:
◆ 点字体験
(1) 講師の自己紹介(少し長めに)
○ 自分の視覚障害のことや、これまでの生い立ちとか現在の様子
○ その中で、生徒の皆さんが思うほど困ってはいないだろうと思っていることや、でも実際には困ることもあること
○ しかしそれを工夫とかいろいろな手段でこなしていること
○ 手段の1つに点字があり、視覚障害者には非常に重要な文字情報であること
○ とはいえ点字の読み書きができない視覚障害者もいること
○ さらに広げて、点字ではなく手話で情報交換している聴覚障害者とか
○ 世の中にはいろいろな人がいてそれがあたりまえの世の中であること
○ そのいろいろな人とは、障害のことだけでなく背の高さとか好きなものの違いとか
○ そしてその具体的な1つとして、今日は点字を一緒に勉強すること
○ そのため、日常的に点字を使っている自分たちが来たこと
など

(2) 点字の基本の説明
→ 生徒にも手伝ってもらう。

(3) 点字を実際に書いてみる。
→ 講師が読む

◆アイマスク体験
(1) 二人の日常生活の様子を少し織り交ぜての自己紹介
→ 視覚情報がないから不便が生じていること、それを他の感覚で補っていること
→ 家事など、普通にしていること、仕事をしていることなど

(2) アイマスク体験
○体験で何を感じてほしいかの説明
1) 聞いてわかる
→ 録音音源を聞いて音あて、大通りの音からどんな状況かについて聞き取るなど
2) 触ってわかる
→ 鉛筆入れの中から指定したものを取り出す
3) 普段視覚でしていることを視覚を使わないでする工夫
→ じゃんけん、アッチ向いてホイ

(3) アイマスク体験の感想を出してもらう。

(4) 便利に使える道具を紹介しながら、ユニバーサルデザインの説明

(5) 講師の経験談から、「お互いの違いを認め合えたらいいね」の話

(6) 質問コーナー
○ 調味料の入れ物はどう区別しているの?
○ ガスはどう使うの?
など

5.講師の感想など
○学校全体の取り組みが熱心であるためか、興味関心が高い生徒が多く、熱心に取り組んでいた。
○アイマスクをしていたときには、よく声が出ていた。
○生徒も声で反応をかえしていたが、終わりの頃になると、質問コーナーくらいのときには、声を出すことを少し忘れていた感じもあった。

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