1.実施施設名(学校名など): 横浜市立品濃小学校
2.実施日時: 平成25年9月27日、3~4校時 給食交流まで
3.対象者: 4年生、学年全体4クラス、124名
4.内容:
(1) 講師の自己紹介
(2) 弱視の立場での講話
○ 自分の生い立ちを通し、実際に、生徒の近くへ、行き、自分が見える範囲を説明
○ ルーペや拡大読書機、単眼鏡などを使って文字を読んでいるところをOHCに映し出しながら、生活の工夫などを話した。
○ 見え方体験として画用紙で作成した逆メガホンやビニールを使用しての体験
○ 白杖について、白杖を持つまでの経過や持ってからの状態など、弱視として白杖を持つ意味について話し、点字ブロックについて、簡単に話した。
○ 歩行や日常の生活の中で不自由なこと等、一例として、実際にハンカチを落として一人の生徒に拾ってもらう体験を行った。
(3) 点字について、簡単な説明と読み書きのデモストレーション(OHCを使用)
○ 視覚障害者でも、今は点字を読み書きできる人が少ないこと
○ しかし、私たちにとって点字は、大切であること
○ 点字の他にも、音声出力機器により情報収集ややりとりしていること
○ 書面の内容をどのように読んでいるか。
(4) 誘導体験
○ 声のかけ方や、誘導の仕方などの説明
○ 実際に視覚障害者を代表の児童が誘導
(5) 触覚を使っての体験(折り紙)
○ 聴覚だけの情報だけでなく、触覚も使って生活している話
○ OHCで実際に折るところをデモンストレーション
○ 児童も目をつぶって折る作業
(6) 質疑応答
(7) まとめ
今回の講話は、視覚障害者全員に共通するものではない。一人ひとり、見え方も、工夫の仕方も違う。
世の中には、私たちのほかに、耳や手足の不自由な人もいる。 もっといえば、背が低い人、高い人、足の早い人、遅い人、それぞれ、お互いに、尊重し合い、助け合いながら、共に生活してほしいことの話。
5.講師の感想など
○ 全体的に事前学習をしていたのか、とても好意的な雰囲気だった。
○ 給食交流では、講座ではできない身近な交流ができてよかった。
6.学校からの感想など、
◆児童感想
● 皆さんの気持ちが知れてよかった。マッサージや折り紙など、いろいろなことができてすごいと思った。
● 目が見えなくても、手が器用なことにびっくりした。
● 目が見えない人でも、点字を知らない人が多いことにびっくりした。
● 私が、点字を書くときより早いことにびっくりした。