1.実施施設名(学校名など): 横浜市立芹が谷南小学校
2.実施日時: 平成25年11月18日、3~4校時から、給食交流まで
3.対象者: 4年生 学年全体 64名
4.内容:
(1) 2人の講師の日常生活のことも含めた視覚障害の話
(2) 便利グッズの紹介
○点字を使った道具(カレンダー、トランプ、点字定規など)
○音声を使った道具(パソコン、携帯電話、色の判別機など)
(3) 誘導体験
○誘導の基本の説明
○代表児童による体験
(4) 〈音当て・折り紙体験、視覚障害者卓球体験の二つのプログラムに分かれる〉
★ 音当て・折り紙体験
○目からの情報がなくても、工夫をすれば聴覚や触覚から情報が得られる事の話。
○アイマスク着用
→音が聞こえる、真っ暗、怖い、などの感想が出た。
・音当て(ビン、カン、ペットボトル、ペン、竹の定規など)
→すぐにわかるものもあったが、少しわかりにくいものもあった。
・折り紙
向かって左側一列4名の自動に折り紙を配り、どうすれば上手に受け渡しが出来るか考えながら、隣の人に手渡す。
→声をかける。相手の手にふれながら渡す。手をトントンとたたいてから渡す」などの声が出た。
自分の折れるものを折る(講師も同時に折る)
アイマスクをはずして、作品を確認する。
→見えれば簡単だけれど、見えないと難しい。ちゃんと折れていると思ったけど、クシャクシャだった。角を合わせるのが難しい、など、たくさん感想が出た。
○ 講師の折り紙のデモンストレーション
○ まとめの話
→いろいろ便利な機会があるけれど、見える人からの声での情報が大切。
世の中には、いろいろな人がいます。体の不自由な人だけでなく、お年寄りや、荷物をたくさん持っている人など、困っている様な人を見かけたら、優しい気持ちをむけて、お手伝いできる人になってほしいこと。
お友達や、家族など、自分の近くにいる人と仲良くしてほしいこと。
★視覚障害者卓球体験
○音を聞いてするものなので、玉の転がる音などがよく聞こえるように、応援など、心の中でしてほしいことの説明
○児童同士でアイマスクを使わないでの体験
○児童同士でアイマスクを使っての体験
○講師と4名の児童とが体験
(5) 質問コーナー
5. 講師からの感想など
○事前学習が、きちんとされていたようで、周囲の様子を説明して誘導してくれた児童がいたことはうれしかった。
○アイマスク体験で、アイマスクをつけたてのときには「怖い」などの声があったが、実際、体験に入ると、怖いのを忘れているのか、みんな楽しそうに元気な声で一生懸命取り組んでいた。
○卓球にもとても興味深く、楽しんで積極的に取り組んでいた。
○給食交流では講師を児童が囲み、次々と書いた点字を持ってきたり、遊んだりして交流が深まった。