1.実施施設名(学校名など): 横浜市立東汲沢小学校
2.実施日時: 平成25年12月4日 横浜市立東汲沢小学校、2~3校時と給食交流
3.対象者: 3年生全体 3クラス 78名
4.内容:
(1)担当の先生の挨拶と講師の紹介
(2)講話
①簡単な自己紹介
②弱視の講話
○生い立ちと盲学校についての講話
○白杖についての説明
→もっと見えていたときは、白杖は使っていなかった。だんだん見えなくなって白杖を持つようになった。
白杖は、身の安全と周囲への意志表示の為に持っている。
○弱視の見え方について(弱視体験も含む)
→両手を使っての視野狭窄と、ビニールを使ってのぼやけて見える体験をおこなった。
○便利グッズの紹介
→ルーペや単眼鏡、拡大読書機などを使って、実際にデモを行いながら説明した。
③、全盲の立場での講話
○日常生活の紹介
○外出の様子
→基本的には困ることはないけど、何かの時は手を貸して欲しい。
○便利グッズの紹介
*声を出してもらうように各所で確認を取りながら進めた。
(3)誘導体験
①、誘導のしかたの説明
②、参加児童全員が当事者講師の誘導体験
2コース、それぞれ、半分ずつに別れ、コーンの間をジグザグに歩く。
片道誘導し、生徒が交代。
同時に、便利グッズの展示と、折り紙体験も行った。
(4)生徒からの質問
(5)まとめ
○視覚障害者だけでなく、いろいろな障害の人や高齢者などがいます。その人達が困っているのを見かけたら声を掛けてください。
○いじめや差別をなくし、みんなで助け合いながら、良いクラスを作ってください。
5. 講師の感想など:
○ 点字表記や、便利グッズに関心を持ってくれていた。
○ 緊張しながらも、一生懸命に、私たちを誘導してくれた。
○ 今回も、児童全員が誘導の体験ができ、お互いにコミニケーションがとれた感じがした。
○ 誘導体験の時に、大きな声を出すように元気にしていたら、皆元気でその場は緊張していたが、終わると楽しそうにし、こちらも幸せな感じを受けた。
○ 折り紙を教えてあげている時に、できた子は、まだ出来ていない子に教えてあげる様に伝えたら、あちらこちらで教え合っている声が聞こえてきた。
○ 給食交流では、児童がきちんとクロックポジションで料理の位置の説明をしてくれ、嫌いなもの、好きなもの等楽しく話をしながら交流できた。
○ 「有り難う」と言われ、可愛いと感じた。
○ 素直で、よく人の話を聞く児童と感じた。