1.実施施設名(学校名など): 横浜市立栗田谷中学校
2.実施日時: 平成26年 5月13日、14:00~15:50
3.対象者: 1年生学年全員4クラス
4. 内容
※ 生徒半数ずつに、同じ内容を2回実施
(1) 講座の主旨説明
→UDを考える一環として行われる授業なので、この時間に各講師が話す体験等を参考に、自由な発送でアイディアを出して発表をしてほしい。
(2) クイズを出して視覚障害の本質の理解を促す
○クイズに回答するときに視覚障害者にわかる形での意思表示は何か?
○視覚障害者も使いやすいUD商品に書いてある文字は?
→ここから点字についてクイズ形式で説明
○点字を読める人の人数は?
→約30000人と比較的少ないこと。
・・じゃー、点字は不要なの?→「そんなことはない、少しでも読める人がいるなら書く方がいい」と生徒の反応あり。
そこでその答えをそのままみんなのクラスに当てはめようという話に移し、
ほとんどの人がよければそれでいいというわけではないよね!
1人でも困っていたらその人や先生任せにするのではなく、みんなで考えてカバーする。
それがUDを考える時に大事な発想になるはずというところまで話した。
(3) 弱視と全盲講師の実際の生活の様子の紹介
○全盲講師から
・実際に点字が書いてある商品の紹介など、
・バリアフリー映画のこと
→見えないけれど、いつも自分のやりたいことに向かって生きています(最近も声優のオーディションに合格しました!)
○弱視講師から
・弱視になった経緯
・視力を補う道具の紹介
・家族のこと、趣味のスポーツのことの紹介
(4) まとめ
○今日の講師3人の共通点は視覚障害者、でも年齢も性別も違う。
→視覚障害者ということでひとまとめに考えず様々な人がいることを知ってほし い。
○便利な道具や自分の工夫や長年の慣れや努力で結構楽しく暮らしている。
→なのでUDを考える時もそのことを頭に置いて考えたらいいのではないか。
○商品のUDを考えるには心のUDが大事。
5. 講師からの感想など
○大事な話はある程度講議風、つなぎの話は双方向みたいなのができてよかった。
○それぞれの講師の生き方に生徒が深い関心を持って反応していたのがよかった。
○いろんな人がいることを、百聞は一見にしかずをわかってくれた瞬間だと思った。
○一こまが50分だったのでちょっときつかったかな?という感じだった。
○生徒の反応の仕方で臨機応変に講師も対応できるようにしておく必要があると