1.実施施設名(学校名など): 横浜市立下永谷小学校

2.実施日時: 平成26年 7月16日、15:30~17:00

3.対象者: 港南区内小学校の総合的な学習の時間担当教員 17名

4.内容
(1)福祉とは、みんなの幸せを考えること

(2)障害を医学モデルでなく社会モデルとしてとらえる
   ○ 世界保険機関の国際機能分類と、国際生活機能分類の考え方について
   ○ 機能がちがっても(医学的に障害があっても)、社会のあり方で不便が生じたり
無くなったりする(障害が起きたり起きなかったり)する例の紹介

(3)疑似体験は何をもたらすのか。おすすめしない理由。
   ○ 「医学モデル」での体験になり、「できない」ことだけが強調されてしまう。
    感情にのみ残り物心両面で危険。
    実際に社会との関わりの中で生活している人々の理解にはつながらない。など、
    違う機能(障害)だが、どうすれば「できるようになるか」を考えられるように
することが必要。

(4)模擬授業
   ○ 視覚障害ってどんななのかのイメージを出してもらい、今からする話のなかで、
    そのイメージが一致しているのか、知らないことがあったのかを考えながら聞いてください。
   ○ 実際の生活の話。
    同じ形の入れ物、表示は日本語でない。区別するのにどうするのかを考えてもらう。
そこから見えない人に伝わる情報がないことに対して工夫をしていることを話す。
(対象が大人だったので「見える人にのみ配慮された情報提供がされている」
という言葉を使った)
○ 歩行について。白杖の意味の説明をしながら周囲の人の情報提供の有用性について説明。
○ まとめ。
 情報の取り方が違う人に、きょう会ったことをきっかけにして、周囲の人達との違いを
理解して認め合ってください。
 困ったことがあるのは見えない人だけじゃないよね。お家の中、クラスの中で
困っている人を見かけたら声をかけられる人になってください。
そうしたら街の中で困っている人に出会っても声をかけられるようになると思います。
 など。

5.講師の感想など
○ 伝えたいことが伝わっていたかどうか確信はないが、講座修了後に数名の先生に
声をかけて頂けたので、わかってくださった方もいらしたのではないかと思う。

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