1.実施施設名(学校名など): 横浜市立芹が谷南小学校

2.実施日時: 平成26年10月20日、3~4校時10:45~  12:15から給食交流

3.対象者: 4年生学年全体79名

4.内容
(1)講座の主旨説明

(2)講師の自己紹介と生活の工夫の紹介
 ○便利な道具を利用することで見えないことが障害(不便・困ること)にならないこと。
 ○見えるひとからの情報提供で障害(不便・困ること)が解消されること。
 ※街中の点字表示板などは「そこに点字がある」ということを知らせてもらえると活用
できる。

(3)見えない・見えにくい人には、なぜ障害(不便・困ること)が生じるか(児童への
問いかけスタイルで進行)
 ○目から入る情報が周りの人や物によって、提供されることで障害(不便・困ること)
はすくなくなること。
 ○歩行には白杖、盲導犬、人的援助などがある。人的援助は情報量が多く助かる。

(4)講話のまとめ
見えない・見えにくい人だけでなく、周囲の人のことをもっと知って理解し合うことをして、ユニバーサルデザインの心を育てていってください。まずは、身近にいるクラスのみんなや家族の人たちのことを考えてみてください。
運動会、音楽発表会、学習発表会、など、クラスのみんなの違いを認め合って互いに助け合って協力していけたらいいと思います。
みんなが幸せに生きるには何が大切か?
芹が谷に住んでいる人達にはいろんな人がいて、どんな手助けが必要かを話の中で少し理解できたかと思います。
芹が谷を、そんな幸せな人たちが増えるような町に、芹が谷南小学校の4年生の皆さんから拡げていっていただいて、皆さんがステキな大人になって、港南区やどこかでお会いできることを楽しみにしています。

(5)卓球体験・折り紙体験
 ※全員が交代で双方の体験を実施。

 ○卓球体験
 ・アイマスクなしで見えない人とともに楽しむ体験
 ○折り紙体験
 ・アイマスクを着用して、知っている簡単な折り紙を折ってみる。
 ・アイマスクなしで講師の指導で少し難しい折り紙に挑戦してみる。

(6)質問コーナー(給食交流時)

5.講師の感想など

児童が事前学習で誘導の仕方および物の配置の説明の仕方(クロックポジション)を学んでいて、よく状況がわかるように言葉で伝えてくれたのでよかった。

○児童が積極的で元気があった。
○卓球体験では卓球台までの2人の誘導体験をしながらラリーの時は皆で盛り上りながら
楽しく出来た。
○折り紙が完成したとき、驚くほどよろこんでくれた。
○児童は食事をしている間は講師をよく見ながら食事していた。
○最後の質問の時はみんな静かに質疑応答に取り組んでいた。
○短い時間にも関わらず、たくさんの質問があった。
○担任の先生も、とても協力的で、進行もスムーズに行えた。
○自分で折った、あやめの花の折り紙と鶴を手の上に乗せてくれた児童がいた。優しさが
伝わって来た。
○たくさんの児童とふれあえたことは、とてもよかった。

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