1.実施施設名(学校名など):  横浜市立永野小学校

2.実施日時: 平成26年11月17日、3~4校時 10:45~12:15から給食交流

3.対象者: 4年生学年全体 3クラス 95名

4.内容
(1)講座の主旨説明

(2)講師の自己紹介と生活の工夫の紹介
 ○ 便利な道具を利用することで見えないことが障害(不便・困ること)にならないこと。
 ○ 見える人からの情報提供で障害(不便・困ること)が解消されること。

(3)講話のまとめ
  見えない・見えにくい人だけでなく、周囲の人のことをもっと知って理解し合って
  ユニバーサルデザインの心を育てていってください。

(4)見えない人を誘導する一般的な方法の説明
  ○ 一人の児童に出てきてもらい、実際に誘導をしてもらいながら講師が説明。

(5)卓球体験・誘導体験
  ※全員が交代で双方の体験を実施。
 ○ 卓球体験
  アイマスクを使わないで、見えない人と共に楽しむ体験
 ○ 誘導体験
  廊下に作ったコースを講師と共に歩く。

(6)質問コーナー(給食交流時)

5.講師の感想など
 ○ とても元気が良い児童でした。機会あるごとに「お礼の言葉」を言うことができる
  児童で感心しました。

 ○ 講話では講師それぞれが持参した障害を軽減する(無くす)道具などについて興味を  
  持って聞いていた。   
○ 2種の体験では全員が円滑に体験できるように、グループ分けなどを先生が
あらかじめ、していてくれたのでよかった。

○ 誘導体験では、児童が緊張していた様子がわかったが、体験を終えた児童から
は満足な様子がうかがえた。
 また、誘導のはじめと終わりにはきちんとあいさつができる素晴らしい児童でした。

○ 卓球体験の待機時、少し騒がしくなったときに、児童がお互いに卓球の玉の音
が聞こえなくならないようにと注意し合っていた。

○ 給食交流では活発に質問を出していた。

○ 教員からも「今まではなかなか声をかけられなかったけど、これからはかけら
れます」という感想をもらった。

○ 帰りがけ、積極的に声かけをしてきた児童がいて、とても暖かな気持ちになった。

6.学校からの感想など

○ 今回、視覚障害者の方々から直接お話を聞いたり、卓球や誘導体験をさせて頂いて   
子どもたちは体に障害がある人もそうでない人も、みんなが安心して生活でき    るには、ということを熱心に考えることができました。

○ この講座を通して、ユニバーサルな心の芽を育むことができたと思います。
この芽を豊かに育てていけるよう、これからの学校生活に学んだことを生かして
いきたいと思います。

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