1.実施施設名:横浜市立荏子田小学校
2.実施日時 :平成27年9月10日 1~2校時、3~4校時
        (1クラスずつ2講座実施) 給食交流
3.対象者  :4年生 学年全体 2クラスずつ
4.内 容
 (1)日立の紹介
   ○ 何をつくっている会社か
   ○ 「ものづくり」をする時にUDの考え方を大切にしている会社であることも紹介

 (2)今日の授業の流れと覚えてもらいたい3つのことの紹介
   ○ ユニバーサルデザイン(UD)とはどういうことか
   ○ UDに必要なこと
   ○ UDに大切な心

 (3)UDとは何かの説明
   ○ バリアフリーとの違いなど

 (4)視覚を使わないで認識する体験
   ○ 袋の中身を見ないで何かを当てる体験
   ○ 目を閉じてリモコン操作をしてみる体験

 (5)当事者講師の話
   ○ 視覚障害と言ってもそれぞれ見え方が違いがある
   ○ 見えるってどういうことか
   ○ 見えてわかること以外でも人には情報が伝わる
    →そのような情報があれば見えない人が障害を感じなくてもすむ
   ○ そのことを事例を挙げて説明
    →見える人にだけ便利に作られているものは見えない人には障害になるが、
     見えない人にも伝わる仕組みがあることで、障害を感じないで使える
   ○ 見えない・見えにくい人たち自身の工夫や練習によって障害をなくしていること
   ○ 見えない人の歩行、白杖の役割の説明
   ○ 物や仕組みに合理的配慮があることで「障害」と感じることが減ることはあるが、
    人の心が一番大切。まずは身近な人に配慮できる人に。
   ○ 障害は自分たちが作り出すことも無くすこともできる。

 (6)グループワーク
   ○ 誰にでも使いやすいテレビリモコンのデザインのアイデアを児童が班ごとに
    考える。
   ○ 各班ごとの発表

 (7)UDに必要な事と事例紹介
   ○ UDを考える上で必要な事やその例の紹介
   ○ 日立の製品にはどんな工夫がなされているかを紹介

 (8)今からできる心のユニバーサルデザイン
   ○ 「思いやりと助け合う心」をテーマに子供たちにもできるお手伝いについて
    →まずは家族や学校内の困っている人に声をかけて手助けできる人になろう。

 (9)質問タイム

 (10)おさらい
   ○ 今日覚えてもらう事項(上記の(1)について)の再認識

5.講師の感想など
   ○ 日立の人の配慮もあり、子どもたちが声をよく出してくれたのでやりやすかった
   ○ 給食交流の時に点字で書いたものを持ってくる児童もいて、UD全般の講座で
    あったが視覚障害について関心を示していると感じた。
   ○ 給食交流の時にはとても賑やかな児童だったが、講座の時には集中してよく聞いて
    いた。
   ○ 校長先生が点字入り名刺をくださったのに感激した。

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