1.実施施設名:横浜市立一本松小学校
2.実施日時 :平成27年11月9日 5~6校時 13:45~15:15
3.対象者 :4学年全体 2クラス 56名
4.内 容 :
(1)三つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む。
「配慮」「共生」「みんな違ってみんないい」
→ 特に「配慮」「共生」は丁寧に言葉の意味を説明
(2)講師の自己紹介と体験談
(3)日常生活の紹介
○ 四感+記憶の活用
人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験
・聞いてわかる
・さわってわかる など
(クイズを含む)
○ 画像を出しての自分自身の工夫
○ 画像を映し出してのユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味。
○ 画像を映し出してのバリアフリー製品の紹介とその意味。
○ 人的サポートの重要さを説明。
(4)児童自身が受けている、または受けてきた「配慮」を説明。
→ 決して「配慮」は高齢者や障害者のためにだけあるのではないこと
みんなの心の持ち方で「障害を作り出したり、無くしたりできる」
ことを繰り返して説明。
どちらもできるのなら、「障害をつくらない人や無くす人」になった
ほうが良い。
(5)そこにどんな配慮があったら社会生活上の障害がなくなるかクイズ
(6)まとめ・メッセージ
(7)質問コーナー
5.講師の感想など
○ 校長先生をはじめ先生方がとても熱心だと感じた。
○ 児童はよく声を出していた。
○ 児童がとても親しげに休憩時間などに集まってきてくれた。
6.学校からの感想など
<先生から>
○ 「工夫」があれば問題なく日常生活が送れること、バリアは「人の心」が作り出す
ものであるということがよく伝わったと思う。
○ 「心のUD」という、子どもたちの心から障壁をなくそうとする取り組みに
大変感動しました。教員である自分でさえ健常者であるが故の偏見を持って
いるのだと気づかされました。
○ 配慮という言葉が子供たちにしみこんでいたと思います。
<児童から>
○ 障害を作るのも無くすのも自分たちだというところと、
「みんな違ってみんないい」というところが心に残りました。
○ 何事も前向きに考えること、「みんな違ってみんないい」という
ことが心に残りました。恥ずかしがらずに友達に言ってみようとと言う言葉も
心に残りました。
○ 目が不自由でも困ることが少ないということが心に残りました。
見えなくても音を聞いたり、触ればどんなものかわかる。工夫などがあれば
できないことはないんだと思いました。
自分が目が見えなくなったら工夫して暮らしたいと思います。