1.実施施設名:神奈川県立横浜栄高等学校
2.実施日時 :平成27年11月16日 7校時 14:55~15:40
3.対象者 :1年生学年全体 8クラス 280名
4.内 容 :
(1)三つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む。
「違い」「配慮」「共生」
(2)講師の自己紹介と体験談
(3)日常生活の紹介
○ 四感+記憶の活用
人が見ること以外で周りのことがわかることの画像を映し出しての
紹介と確認
・記憶していること
・聞いてわかること
・さわってわかること など
○ 画像を出しての自分自身の工夫
○ 画像を映し出してのユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味。
○ 画像を映し出してのバリアフリー製品の紹介とその意味。
○ 人的サポートの重要さを説明。
(4)差別解消法における合理的配慮とは
(5)生徒自身が受けている、または受けてきた「配慮」を説明。
→ 決して「配慮」は高齢者や障害者のためにだけあるのではない。
(6)まとめ・メッセージ
・社会的障害は作り出すことも無くすことも皆さんの気持ち次第で
できる。お互いに違いを認め合った配慮や共生の気持ちに溢れた
社会ができることが、皆さんが快適に暮らせる社会の実現に繋がる
(7)視覚障害者の一般的誘導方法の説明
5.講師の感想など
○ おとなしい生徒だったが、問いかけると声を出して答えてくれた。
6.学校からの感想など
<先生から>
○ 生徒は真剣に映し出された画像や講師の方をしっかり見て聞いていた。
○ 身近な場所・ものを例に出していたので、イメージしやすく、気づきや振り
返りもしやすかった。
<生徒から>
○ 「障害を作り出すことも無くすこともできる」という言葉が非常に印象に
残りました。自分も今までよりもっと広い視野でものを見て、誰もが住み
やすい世界を作れるよう努力したいと思いました。
○ 実際になってみないとわからないだろうが、私には普通の人となんら遜色
ないと思えた。障害を持った方への配慮もそうだが、普段周りに対する配慮
も大切だと学んだ。だから障害のある方には配慮はすべきだけれど、特別扱い
はすべきでないと感じた。
○ 今日の話を聞いて、障害を個性と見るという考え方を新しく学びました。
困っている人を助けるのは当たり前だと思うので、障害者だからではなく、
「困っているから」という理由で助けるのが重要だと思います。
また自分たち次第で障害を作ることも無くすこともできるというのも
「なるほどな」と思いました。
○ 何かあった時に、この話を思い出して前向きに考えられたらいいなと思いました。