1.実施学校名 :横浜市立野庭すずかけ小学校
2.実施日時 :平成27年12月3日 3校時~4校時 10:45~12:20
(その後、給食交流)
3.対象者 :4年生学年全体 2クラス 56名
4.内 容 :
(1)講師自己紹介
(2)「見えない・見えにくい」とは、どういうことか
(3)目からの情報が足りないところをどのようなことで克服しているか
○ ちょっとした工夫
○ ユニバーサルデザインやバリアフリー製品についても例をあげながら説明
(4)障害は人が作り出すものもあれば、無くすことのできるものもあること
○ 障害を無くすには
→配慮・共生・違いを認め合うこと
(5)目をつぶっての折り紙体験
○ この体験の目的説明
→何を折れるかではなく、
「どんな感覚を使って、どんなことを感じながら、どうやって折るか」
○ 折り紙を配布した後に、見えない講師が色や裏表がわかるには周囲のどんな
配慮があったらいいか。
○ 児童と講師が共に見ないで折る体験
(6)講師が持って行ったUD・BF製品を身近なところで児童が見たり使う体験
(7)児童が書いた点字を講師が読む
<点字についての解説>
○ 点字ができる人は、見えない人の中でも1割か2割の程度の人たち。
○ 点字は見えない人にとってとても大切な文化であり、今後も伝え育み大切に
していく必要がある文字であること。
(8)視覚障害者の一般的誘導方法
○ 白杖の役割について
○ してほしくないことの説明
○ 実際に児童とデモンストレーション
(9)質問タイム
5.講師の感想など
○ 全体を通して、児童が積極的に取り組んでくれていたように感じた。
○ 最初に声で反応することを促したので、講座中は先生も児童もそのようにして
いたのでやりやすかった。
○ 折り紙体験では、始めに体験の目的を明らかにしたことで、
児童は「触れてわかること」に気持ちを向けて取り組んでいた。
○ 点字を講師が読むと歓声を上げて喜んでいた児童もいた。
○ 給食交流も児童はとても元気に反応していた。
6.学校からの感想など
<先生から>
○ 子供たちがとても楽しそうに取り組んでくれているのがわかって良かった。
○ 点字の取り組みも児童はとても熱心だった。
○ 「困っていること」ということではなく、「こんな生活をしているよ」という
具体的なお話から児童は感じることができたようだ。
○ 給食交流でもお話ができたり、関わりが持てたりしたので良かった。
<児童から>
○ 道を覚えておけば買い物だって行けることがわかりました。
見えてなくても工夫すればできることがいろいろあることに気づきました。
○ 自分たちで打った点字の名刺を読んでくれました。間違っていてもちゃんと
読んでくれて面白かったです。
○ 白杖の役割がわかりました。
普通に生活していることや便利な道具や工夫についてわかりました。
これから白杖を持った人を見たら親切にしようと思いました。