1.実施施設名:横浜市立綱島東小学校
2.実施日時 :平成28年1月26日 3~4校時 10:45~12:15
3.対象者 :4学年全体 3クラス 88名
4.内 容 :
(1)三つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む。
「配慮」「共生」「みんな違ってみんないい」
→ 特に「配慮」「共生」は丁寧に言葉の意味を説明
(2)講師の自己紹介と体験談
(3)日常生活の紹介
○ 四感+記憶の活用
人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験
・聞いてわかる
・さわってわかる など
(クイズを含む)
○ 画像を出しての自分自身の工夫
○ 画像を映し出してのユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味。
○ 画像を映し出してのバリアフリー製品の紹介とその意味。
○ 人的サポートの重要さを説明。
(4)一般的な視覚障害者の誘導法説明
(5)児童自身が受けている、または受けてきた「配慮」を説明。
→ 決して「配慮」は高齢者や障害者のためにだけあるのではないこと
みんなの心の持ち方で「障害を作り出したり、無くしたりできる」
ことを繰り返して説明。
どちらもできるのなら、「障害をつくらない、無くす人」になった
ほうが良い。
(6)そこにどんな配慮があったら障害がなくなるかクイズ
(7)まとめ・メッセージ
(8)質問コーナー
5.講師の感想など
○ 今回は先生のご意向もあり、休憩なしの90分の長い講座だったが最後までよく
集中して聞いてくれた。
○ 問いかけをした時には、多くの児童が様々なことを積極的に返事をしてくれた。
6.学校からの感想など
<先生から>
○ 子どもたちの関心はとても高かったが、お話を聞いてさらに知りたいとの思いを
強めていた。
○ 配慮とは特別な事ではなく、(身近な人に対する)ごく当たり前のことと捉える
ような社会にしていければと思います。
○ 「みんなちがってみんないい」とのキーワードが子どもたちにしっかり印象付け
られたと思います。
<児童から>
○「 見ること」だけでなく、「聞くこと」や「触って確かめる」「臭いでかぐ」こと
などでも生活できることをあらためて気がつき、よく考えながら話を聞くことがで
きました。話を聞いて、人の障害を無くすために配慮することがとても大事だと思
いました。
○ 「一人ひとりが違う」ということをこれからも頭にいれておきたいです。障害を作る
ことがないように、作ってしまったら無くすということを毎日思い出しながら生活し
ていきたいと思いました。
○ 今日の話を聞いて、私はこれからは相手の立場に立って行動していきたいと思いまし
た。街で困っている人がいたら声をかけていきたいです。
○ 私は、人と違うということが恥ずかしいことだと思っていました。そのため、障害を
持つことも恥ずかしいと考えていたかもしれません。
しかし、今日、話を聞いてそれは違うとわかりました。