1.実施施設名:横浜市立東汲沢小学校

2.実施日時:平成30年 12月12日 9:30~10:15

3.対象者:3年生学年全体 61名 および 4年学年全体 88名

4.内容: 
 テーマ:障害ってなんだろう・障害はどこにあるんだろう
 目的:「障害」が作られる原因に気づき、どうすれば障害を無くして行けるのかを考える
(1)導入
   1) 講座中に協力してほしいこと
   →声を出してください。
   2) 講師の自己紹介
   3) 目的・テーマの説明
(2)生活の工夫と使っている感覚(聴覚・嗅覚・味覚・触覚・記憶)
   →品物を見せながら、何が困るか、どうしたら困らなくなるのかなど 
    児童の意見を聞きながら進める。
(3)視覚以外の感覚を使っての体験
   1) 筆箱から 赤鉛筆を出してみよう
    何故わかるか?わからないか?どうしたらわかるか?みんなで考えてみる。
(4)声かけの大切さを知る
   先生との寸劇
(5)盲導犬の仕事紹介
   児童の周りを歩きながら説明する
(6)前半のまとめ
(7)体にある障害と社会にある障害
  1) 障害をなくす配慮のしくみ① バリアフリー
   ○バリアフリーの説明、製品や仕組みの紹介
  2) 障害をなくす配慮のしくみ② ユニバーサルデザイン
   ○ユニバーサルデザインの説明、製品や仕組みの紹介
  3) 障害をなくす配慮のしくみ③ だれもができる配慮
   ○「配慮」とはどんなことかの説明
   ○代表児童による声かけ誘導体験
(8)「障害」ってなんだろう・「障害」ってどこにあるんだろう
   何が「障害」になって、どうしたらなくなるの ?
   →イラストを見ながら次のことについて児童に問いかけながら考える
  1) どんな「障害」があるのか
  2) なぜ「障害」が作りだされてしまったのか
  3) その「障害」をなくすにはどうすればよいか
(9)まとめメッセージ
  いろいろな人とともに暮らせるステキな心をもった人になってね!

5.講師の感想など
 ○4年生は元気いっぱい反応がよかったし、3年生もこちらの問いかけに元気に
  答えていた。

6.学校からの感想など
〈児童から〉
3年生
 ○今日、体の障害だけじゃないことを知りました。社会にも障害があると知りま
  した。でもその社会の障害は私たちの力でも無くせるのでなくします。将来大
  きくなっても小学校の時のことを思い出していようと思います。
 ○私ははじめ障害者と学習して何のためになるのだろうと思っていました。とこ
  ろが体にある障害と社会にある障害ということを聞いて大切なことだと思いま
  した。特に私は配慮に興味を持ちました。社会にある障害をなくすためには配
  慮が必要だと学びました。今日の授業は大人になっても忘れられない2時間 
  だったと思います。
4年生
 ○障害がある人中心に街を作ればだれもが楽しく毎日を過ごせると思いました。
  今問題があるのは、障害がない人が、障害がある人がたいへんになるのに自分
  勝手な行動ばかりとっていることです。このようなことを、話を聞いていると
  きに考えていました。私は街で一番足りないのは優しさだと思います。優しさ
  があれば障害がある人も普通に暮らせると思いました。
 ○障害は病気のことだと思っていたけど、困ることがあることが障害なんだと知
  り、街中で困っている人を見つけたらお手伝いをしたいです。そして一つでも
  多く障害を減らしたいです。そして作らないようにしていきたいと思います。
  今日の話は生きていく中でとても大切なんだと思って聞いていました。
 ○今日私は2つの障害について学びました。一つは体にある障害ですが、もう一
  つは社会にある障害です。社会にある障害は一人ひとりが助け合えば無くなり
  ます。一人ひとりが気をつければだれもが過ごしやすい社会になります。その
  ためにはバリアフリーやユニバーサルデザインがもっと発展することだし、
  困っている人に声がかけられる人が増えて行くことです。なので私も困ってい
  る人を助けられるようになりたいです。世界中から障害が無くなって欲しいで
  す。
〈先生から〉
 ○「社会の障害を無くす」という心構えに変わりました。
 ○事前打ち合わせで具体的な話ができて良かったです。

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